10春旅まとめ 3日目(その1)
北海道完乗を目指す旅、
リアルタイム旅日記をもとに5日間のうち3日目のレポートをはじめます。
3月いっぱいで販売も利用も終了となる「ぐるり北海道フリーきっぷ」を駆使し、
東北新幹線で八戸→特急スーパー白鳥で蟹田→津軽線を寄り道制覇したのち
北海道に渡って未乗区間の江差線・函館本線8の字区間を制覇、
登別でクマのはく製に驚き、夕張で極上の雪夕陽に出会えた翌日の話でございます。
都会の高架駅で、ほんとなんだろう・・新習志野みたいな普通さ(笑)
1発目は731系電車。いかついですね。
合体してロボ(マジンガーZとか)の頭の部分になりそうな顔だな。
合体といえば
てかこれ、小樽で気動車と協調運転できるやつだ!
http://www.uraken.net/rail/alltrain/kiha201.html
↑裏辺さんのページ
横撮りも忘れない
731系でひとつとなり駅へ移動しまして
なもんで、ゼロキロポストがあります。
石勝線は石狩地方と十勝地方を結ぶ割と新しめの路線。
トンネルで山を突っ切って走り抜けていく特急街道です。
特急スーパーとかち1号に乗り換えて石勝線を新得まで一気に乗り通します。
東へ!
てかヘッドマークが「ST(スーパーとかち)」って・・味気ない!
もっと色をいっぱい使って意匠を凝らしたのにしてほしかったなぁ。
指定券を持ってたんですが、
この列車の最後尾に陣取って写真を撮りまくることにしました。
この窓枠の金具みたいなののストッパーを外すと・・
このようにワイパーが手動で動かせるというすぐれもの!
てか、これ勝手に使っていいのかな。ゴシゴシ。
このように路線も入り組んでおります。が・・
ポイント保護のためのこういったスノーシェードのほかは
<新夕張駅>
停車してドアが開いてる時間が、たぶん1分くらい(!)
しかも関東みたく「ドアが閉まります、ご注意ください」とかのアナウンスは一切ナシ。
なんでこんな簡単な写真も結構スリルでした。
新夕張駅~新得間は特急しか走らない区間。
なんで18きっぷの旅人も数名乗りこんできました。
左奥に夕張支線に向かう普通気動車が停まってますね。
てか、特急と普通の車両の差たるや!
やっぱり北海道は特急に乗れるきっぷを持ってるのって大きいなぁ。
昨日はあっちから見えたこちら側の線路を撮りましたね。
山深くなってきました。
昔は駅だったんですが今では信号所に格下げになってます。
石勝線の信号所は、だいたい列車の行き違い施設と言っても過言ではありません。
ずーっと単線、ときどきある信号所で複線。
その複線区間で、このように行き違いの列車を待つわけです。
信号所には必ず単線~複線のポイントがあり、
必ずこのようにスノーシェードで覆われています。
雪でにっちもさっちもいかなくならないように、
万全の態勢でいるわけですね。
(ただのポイントなのに維持にすごいお金かかりそう・・)
<占冠駅>
しむ=占む でいいとして
かっぷ=冠(かんむり) の字をあてるとは、
昔の人って相当苦労したんだろうなぁ。。
なんかこっちのほうが宛て字簡単な気がする・・。
駅前はスキー場ございます。
このJR北海道で一番標高が高いトマム駅を過ぎると坂を下る区間に突入。
長いトンネルに突入。新狩勝トンネルですね。
このトンネル内には途中ライトの点滅で知らせる場所=上落合信号場があります。
(暗くて写真には当然うつりませんでした(@_@))
これは根室本線と石勝線のポイント。
トンネル内で路線名が変わるポイントを持つなんて珍しい!
トンネルを抜けたところで特急同士が行き違いするため、
片方が3分とか停車します。
はるか見えるは十勝平原。
ゆるーーく弧を描いて坂を下り、まもなく新得駅のアナウンス。
雪の中、SLが保存されてました。
あの橋のあたりに旧線があり、
以前は日本三大車窓の狩勝越えへとつながっていたそうです。
サンキューTilt261。
新得から特急→快速狩勝キハ40単行に乗り換えて根室本線を富良野方面へ。
新狩勝トンネル抜けて峠を越えたのに、敢えてまた登りなおす格好です。
このあたりからものすごい晴れてきました。
これから乗る列車は、5:40釧路発の各駅停車。
帯広から快速「狩勝」となります。
12:35に滝川に到着するまで、
7時間も同じ列車で乗り通せるという有名な長距離・長時間列車。
そのせいか18きっぱーらしき旅人が多く、
各ボックス席を一人ずつ領有して思い思いの孤独を楽しんでおられます。
ここから狩勝峠の雄大な車窓雪景をご覧ください。
拡大してみてくださいね。
新狩勝トンネルを抜け根室本線に入ると、
以前夜の時間帯に訪れたことがある駅が見えてきました。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」の幌舞駅としてロケ地となった駅ですね。
駅前にロケで使われたキハ12の23(実際はキハ40)が切断されて(!)保存されてます。
2005年までは石北本線とかで実際走ってたんだとか。
ここに来ると凛々しい外套姿の高倉健さんを思い出します。
健さーーん!
今日はここで降りちゃうと、本数の少ない根室本線で
長いこと待たなきゃいけなくなるので乗りとおします。
煙突ハウス群。小さい頃、うちには煙突がないのでどうやって
サンタ入れればいいんだろうと、本気で悩んだことを思い出します。
富良野駅付近にて。
<富良野駅>
経緯度中央がここ富良野なんだそうです。
なわけで、
へそ踊りが有名なんですね(左の人形)。
しばらく停まってましたが、同じ列車で再び根室本線を北へ。
石勝線が開通する以前は、
こちらの根室本線が札幌~帯広・釧路方面への幹線を担ってました。
でも今となっては本数も激減し、
1両きりの気動車が数時間おきに出るという割とさみしい感じの路線
となっております。
富良野から北の芦別、赤平あたりは昔、炭鉱で栄えた町なんですが、
いまではどこも閉山して駅の広いヤードもひっそり。
雪で真っ白な農場のほかは、
木材を扱う工場?が沿線に多かった気がします。
こんな景色がずーっと続きまして、
ようやく都市部に到着。
滝川(たきかわ)の街です。
<滝川駅>
根室本線制覇。
さてお昼にしよう。
何食べよう。
滝川といえば・・・・!