09春旅 1日目・序
09春旅のテーマは、
「風前の灯火となった旧型列車を愛しまくる」と決めたんです。
突然の旅立ちには理由がありました。
2009年3月14日のダイヤ改正で、
山形県と新潟県を結ぶローカル線、米坂線の旧型気動車が引退してしまうと知り、
8日のライブ後、その足で最後の挨拶も兼ねて取るものも取りあえず旅立ったわけなのです。
3日間の行程、
味わい深い旧型列車を徹底的に味わいつくす旅、とくとご堪能下さいませ(´艸`)
旅のはじまりは上野駅。
柏ライブ終了後、駅には青森行きの寝台特急「あけぼの」がスタンバイしていました。
この青森のEF81で引っ張るのもダイヤ改正で変更になるとか(長岡で機関車付け替えとなるらしい)で
こんな部屋で旅できたらいいよなぁ。。とのぞき見。
続いてやってきたのが
こちらは北陸本線を金沢まで行きます。
北陸方面には味わい深い列車が数多く走っていますが、
北陸新幹線の開業で、一気にお客さんが流れてしまうのは必至。
寂しいけど、数年後には存続が危ぶまれるんじゃないかなぁ。。
以前金沢の友達のうちに遊びにいくときに乗りました(・∀・)
もう1回くらい乗りたい!
そして、同じく金沢行きの夜行の座席急行が「能登」号。
みんな終電を気にしながら急いでいますが、
それに逆行して夜行列車で旅に出る。悪くありません(・∀・)
上野駅を発着する唯一の急行列車です。
定期列車でのボンネット型車両も唯一とか!感動もの(・∀・)
てか顔、長っ!!
(これを期に先頭車両を横撮りするのが自分のなかで流行りだす)
「急行」という種別は、特急の補完列車として沢山走ってたみたいですが、
いまほとんど見なくなりましたね。
乗ったことはありませんが、
岡山を走ってた最後の定期昼急行「つやま」もこのダイヤ改正で廃止となってしまいました。
このサボも貴重なものとなるかも。
クハの前に●がついていますよね。
これは、横軽区間(旧信越本線・碓氷峠を越える区間)で
機関車と協調運転できたりするように改造済みですよ、の証。
もう区間自体が廃止となっているので、この●も歴史の遺構となりました。
しばらく見とれちゃう。
座席を回転させ、横になってしまいます。
天井のクーラーを見つめながらうとうと・・
ライブの疲れもあってあっという間に眠りについていました。
寝てる人が多いため、どの駅についたかのアナウンスは省略。
車内も減光していい寝心地です。
・・。
(ざわざわざわ)
人が移動する服の擦れ合う音で目が覚めます。
窓の外を見ると「糸魚川」の駅名標が。
しまった・・・・・!
今回僕は終点金沢までではなく、途中の糸魚川に4時41分に下車する予定でした。
すっかりポカやってしまいました。アラームかけ忘れ・・。
しかもこんな日に限ってコンバースの紐つきスニーカー。
脱いでた靴を手に持って、いっそいで荷物をまとめて下車しようとすると・・
がっしゃーん
寝過ごし。
ここで寝起きの脳がフル回転します。
時刻表をめくると・・次の駅は泊駅。到着は5時01分。
なぜ、糸魚川で下車しようと思ったかといえば、
糸魚川始発の、大糸線からこの旅をスタートしようと思ったからです。
でも今、寝過ごした現実がある。
なんとか戻って大糸線の始発に間に合うには・・。
普通列車で戻るとすると始発は6時32分。だめだ、間に合わない。
しかし、そこに素敵な文字を発見。
大阪からはるばるやってきた、寝台急行「きたぐに」5時08分発!
これで折り返せば、大糸線の始発には間に合う!
寝起きの脳の判断ってすげーな。運もついてる(・∀・)
さっそく駅の自動券売機で糸魚川まで戻るきっぷを購入(寝過ごしの代償)。
あこがれの583系B寝台はひと区間しか乗らないのでもったいないため、
確か水曜どうでしょうのサイコロ旅でも大泉さんだけ自由席(座席車)で移動してたっけ(^^)
普通に灰皿の残ってる車両でした。
こちらも貴重ですよ!
ハ・・・客車
ネ・・・寝台
今は「ハ」として利用してます。
このご恩はいつか返します!!
まだ夜も明けきらぬ糸魚川駅。
でも駅前にコンビニもなーーんもないため、
ちょっと歩いて日本海まで。
夜が明けるのを待ちます。
この水色時計を見ると、
(ああ、北陸来たなぁ・・)って、思う。
さぁ、そろそろ出発です!
手開けドアが「ちょっと開く」のを待ちます(・∀・)
さぁ、今回はどんな旅になるのか・・
「09春旅1日目・1」に続く。