09冬旅「北の大地に試される」・８
09冬旅
4日目後半の模様！
花咲線では朝焼けに始まって、
海、凍った川、凍った湿原、乾いた雪の残る草原、白樺の森・・
まさに大自然を堪能しまくり(鹿ブレーキも何度か）
動物も沢山見れました。
目にはしっかり焼き付けたけど、写真に写して紹介できたのがわずかだったのが残念。。
＜釧路駅＞
釧路から普通列車は乗り慣れたキハ40単行。
十勝平野の大都市、帯広へ向かいます。
青モケットの固定ボックスシートが妙に安心する(・∀・)ノ
向かいのホームには網走から到着した快速しれとこ。
キハ54にヘッドマークついてるの初めて見た！
新釧路川
飛ぶ鳥（右下）ってうまく撮れないですね。。
＜新富士駅＞
あれ、この駅知ってる・・
新幹線の新富士駅と同じ駅名ですね。
貨物ターミナルがあるようです。
そして次は・・
大きく楽しい毛！！
なんて愉快な駅名でしょうﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ
＜大楽毛駅＞
おたのしけ駅
「おたのしみ会」みたいだ(´∀｀）
お楽しげ(´∀｀）
しかしこの辺り、
工業密集地帯であり資材保管所であり、物流基地でありまして、、
相当試されております、大地∑(ﾟДﾟ)
＜西庶路駅＞
自分のなかで、
素敵な駅舎を横撮りで撮るのが流行りだす
＜古瀬駅＞
板切れ駅
なんか撮っちゃう板切れ駅
周囲に民家も少なく、秘境駅と呼べそうな雰囲気。
海側を見れば灼熱の太陽
＜尺別駅＞
今年は少雪なのか、
今のところ雪対策に斜めった屋根は、意味がなさそうでした。
川は凍ってますが、
山に雪がほぼなくなってしまいました。
さすが太平洋側φ(..)
＜厚内駅＞
この駅で特急列車を先に行かせます。
車外に出て伸びをする。
冷えた外の空気を吸ってみる。
街の音を聞く。
地元の人の言葉を聞く。
各駅停車でしか味わえない、
この「しばらく停車」の のんびりした時間が、
たまらなく好きなのです。
あれは牧場・・かな？
跨線橋から
「来しかた」を望む
「行くすゑ」も望む
こんなちっちゃな車両。
だけど、これに乗れさえすれば、すごい距離を移動できる。
なんて素晴らしいこと！
俯瞰で見ることは時に大事なことです。
＜上厚内駅＞
古びた駅舎、錆びた鉄
この風情がたまらない
車両は山を越えていきます
＜常豊信号場＞
ちょっとすごいもの見てしまいました！！
駅じゃない「信号場名標」。
今まで駅として使われたことのない信号場なのに、
列車はちゃんと停車するし、運転手しか降りれない小さなホームまでありましたΣ(￣□￣;)
これは予想外にびっくり。
＜浦幌駅＞
明るい人を絵に描いたようなじーちゃんが、
帰省から戻る幼い孫たちをあやすべく、
列車内に入った後もずっと愛想を振りまいていました。
胸がきゅんとなった瞬間でした。
あの青い「浦幌駅」の看板は
ホーローでできた駅名標ですね。
大事に使われていて、こちらも胸きゅんポイントです。
＜新吉野駅付近＞
そろそろ夕陽の時間。
いよいよ十勝平野、果てしない大空と広い大地のその中へ！
てか
日没早くね！？
＜豊頃駅＞
トエコロ ＝ 「蕗のあるところ」、
もしくはトプヨカオロ＝「人が死んで誰も住まなくなったところ」の意があるそう。
古戦場だったという伝説が由来との説もあるらしいです。
深い。。
まもなく日が
沈みますた
＜十弗駅＞
十弗駅。
十弗 ＝ 10＄ ＝ 10 dollers
(((゜д゜;)))？
実際は
トー＝「沼」 フツ＝「口」で、沼の入口の意とのこと。
＜池田駅＞
あれに見えるは十勝ワイン城Σ(￣□￣;)
観覧車まであって一大レジャー施設になってるみたいですね。
確かに十勝ワインて有名だ。
なんとか日没に間に合ってよかった。。
それからここ池田駅は、
2006年（ついこないだ∑(ﾟДﾟ)）廃止になった、
ちほく高原鉄道(旧・国鉄池北線)が北見駅に向けて旅立っていた場所でもあるんですね。
廃止に間に合わず無念。。
乗ってみたかったなあ(´□｀｡)
今では陸別で、ふるさと銀河線りくべつ鉄道として運転体験ができるみたいです。
これはリベンジ・リストに入れねば！
あたりはすっかり真っ暗に。
＜幕別駅＞
別＝べつ
アイヌ語で「ペッ」は「川」の意。
この辺はたくさん川が流れてるようですね。
ちなみに
帯広は「オペレペレケプ」で
「川がいくつもに裂けているところ」
という意味だそうですヽ(´▽`)/
(ガッちゃんの鳴き声に聞こえなくもない)
しかも
おびひろ・・オペレ・・
(略し過ぎな気がしないでもないΣ(￣□￣;)！)
＜帯広駅＞
十勝平野の中心であり大都市、帯広に到着！
さて、ご飯にしますヽ(´▽`)/
駅前にあった豚丼やさん、ぱんちょう！
とろけるほど美味しかったですヽ(´▽`)/
今日の基本コースはこれでおしまいだったんですが、
元気なのでボーナスステージ行ってきます！
っとその前にお土産を物色・・
しかし！
じゃがポックル完売！
当然のごとく
花畑牧場の生キャラメルも完売！！！
(((゜д゜;))) あ ま か っ た
快速狩勝(かりかち)で新得方面へGO(・∀・)ノ
狩勝峠の雪山を攻めるのです！
この旅初のキハ150。
富良野線で使われてる車両ですね。
車内は東日本のキハ110とよく似ていてキレイ。
この列車で向かったのは・・
＜幾寅駅＞
いくとら駅。
いくつもトンネルを抜け、急坂を登りきって完全に山あいに入った
あたりにある静かな駅です。
寂しい山あいの駅での持ち時間は10分間。
ここはご存知のとおり映画「鉄道員（ぽっぽや」）の舞台となった駅。
これに会いに来るのが今日のボーナスステージ！
古びて味わいのある素敵な駅舎！
（※幌舞駅というのは映画の中の架空の駅名で、実在しません）
動き回って色んなアングルから撮影しました。
（滑りながら歩いたことがばれる）
映画のセットがそのまま残されてて
ほんと感動ものなんですが、
映画に使われるほどの昔の駅舎が
キレイに存在してること自体に感動。
立派な外套を着た健さんが、
ふらっと出て来そうな雰囲気。雪夜の駅。
夜なので
記念展示は終わってましたが、
きっちり署名してきましたヽ(ﾟ◇ﾟ )ﾉ
ああ、
来て良かったなあ。。
さ、戻る時間がきました。
無人駅で「電車が参ります」
とかのアナウンスが一切ないうえ、
雪でエンジン音もかき消されていたので、
列車の到着に気づかず、危うく乗り遅れるところでした。
帰りはキハ40の快速狩勝で帯広に戻ります。
それでは今夜も、きっちりと締めさせて戴きます。
(昨日おととい同様、お土産となってしまいました)
※出場選手：池田で手に入れた十勝ワイン「トカップ」、
根室清酒「北の勝」とおつまみオールスターのみなさん
反省会は大音量でうたを聴くことにしているのです。
しかしやっぱり吉田拓郎さんいいわー。松山千春さんもたまらない。
ちなみに一昨日は井上陽水さん、加藤登紀子さん。
おとといは浜田省吾さんでした。
言葉が届く歌がよい。
＜新得駅＞
山ふもとの町、しんとく。
ここの新得そばも有名ですが、夜なので閉まっておりました。。
ここは石勝線・根室本線の分岐駅。
この辺は昼間来れば車窓の眺めが相当いいらしいです。
根室本線・滝川方面は数少ないながら普通列車もありますが、
石勝線方面(トマムとか)はごらん↑の通り特急しか走っていない（！）ため、
特例として、
青春18きっぷや北海道&東日本パスのユーザーも
無料で特急に乗れてしまう（！！）という曰く付きの駅なのです。
しかし今日はおとなしく帯広に戻ります。
なぜって、明日の挑戦が待っているから！
キハ40、吹雪の狩勝峠越えでひどい雪まみれ。
お疲れさん！
＜帯広駅＞
無事、4日目終了！
5日目は、
鉄道ではたどり着けない鉄道駅（！）へ向かう
旅の模様をレポートしたいと思います(・∀・)
（つづく）