09冬旅「北の大地に試される」・7
09冬旅「北の大地に試される」
4日目のはじまり(・∀・)
日本で一番早い夜明けを迎えに行きたいと思います(・∀・)
冷え込みは厳しいものの、雪も氷も全然なかったのが意外でした。
キハ54・2連の快速列車で、
手差しのプレートなんですよね!
駅でおじさんのサボ入れ替え作業が楽しめます。
ちょっと嬉しい(´∀`)
乗車してまもなく空が白んできた。
もうなんていうか、陳腐な言葉なんて要りません。。
素晴らしすぎ。
多くの乗客が眠りの中でしたが、
僕だけちょっと寒いデッキの窓に釘付けになりながら、
昧爽(あさあけ)どきを楽しんでおりました。
素敵な木造の跨線橋。
きりりと冷え、
凜と引き締まった空気が最高に気持ちいい(´∀`)
その名のとおり駅弁「かきめし」が有名ですが、
朝6時なので当然やってません(;´Д`)ノ
根室からきた列車と交換を終えると、出発になります。
引き続き、
湿原が凍っているのです。
綺麗ヽ(´▽`)/
「別寒辺牛湿原」のエリアだそうです。
起き出した水鳥たちが遊ぶ姿も見られました。
白鳥も普通に水鳥に混ざって遊んでました。
線路に目をやると、線路の真ん中に数匹の鹿の姿!
写真の真ん中よりちょっと上線路脇に白い鹿のお尻が見えます。
大自然
(((( ;°Д°))))
小さな駅をいくつも通過していく快速列車
いよいよ朝日の登場です
冬枯れの木々の隙間から顔を出したりもしました。
<茶内駅>
φ(..
こんぶもり = コンプモイ = 「昆布がとれる湾」
昆布ってアイヌ語だったんだ!!
<根室駅>
スタンプだけ押して
日本最東端有人駅をあとにします。
折り返し普通列車は普通に停まってくれます。
本当の最東端はこの東根室駅だから!
一緒に降りた、鉄道好きの方に撮影してもらいましたヽ(´▽`)/
最東端東根室駅も制覇!!
小さな駅ですが、
近くにニュータウンみたいなのがあって結構栄えてました。
普通にGSとかスーパーとかモスバーガーとかあって、
なんというか、、ちょっとした虹ヶ丘でした。
太陽も照っているし、気温はそれほど低くないんですが、
いかんせん強風が吹いていて顔面が痛い!!
リアルタイムレポをするにも、
指がかじかんで本当に機能しないんです。。
手袋をしてさらにポケットに突っ込み、
頭はおろか脳も冷えだしたのでこの旅最初で最後の帽子着用。。
それでも寒くてどうしようもないなか、
今回の旅のテーマを思い出しました。。
「 大 地 に 試 さ れ る 」
凍りそうな鼻水を拭きもせず(きたない)、
気合のみで東へ、東へを歩みを進めていきます。
気がつくとそこは
根室漁港に到着した模様(;´Д`)ノ
どうやらみんな釣りをしてる模様。
何か釣れるんですかー?
鼻水を凍らせながらおじさんたちが教えてくれました。
チカ?
初めて聞く魚だ。
ワカサギに似てるけど海水に棲む種類だそうです。
大漁のチカに釣られてか、
グレーのカモメがうろうろ。
接近戦を挑むも・・
その向こうにうっすら国後島が見えました(見える?)
ちょっとこの画像では分かりづらいですね。。
すぐそこにあるのに、
しっかし、
寒い中手袋もせず携帯カメラを構えていた左手の指が冷えて
回復の兆しがない。。痛みすらなくなって・・・
凍傷・・・?
(((( ;°Д°))))
さすがに身の危険を感じてきました。
厳寒の北海道でオオゼキタク、大切な指を負傷・・か???
そんな僕の前に、心の友は現れてくれた。
ちょっと泣きそうになりました(´□`。)
我が心のセイコーマートにて命の水を購入ヽ(´▽`)/
当然、飲むのではなく、指を暖めるために。。
助 か っ た
ヽ(゚◇゚ )ノ
また絆が深まったのでした。
根室 = ネムロ = ネ+6つのロ
市のマークは意外と面白い。
地図ではありません。
道に積もった雪です。
厳密に言うと積もってません。
ていうか砂みたいに、もうさらさらのサラサーティなのですヽ(゚◇゚ )ノ
踏んでもベチャってならないし、
風が吹くと、サーーっと飛んでいってしまって積もらない。
パウダースノーにもほどがあるキメの細やかさ。
感動したので手に取ってみた。
GSのおじさんが、
除雪ていうか、雪を箒で掃いていて衝撃∑(゚Д゚)
そんな、ネムロの雪質に驚く関東人のオオゼキさんなのでした。
そういえば!
ネムロでどうしても寄りたい店があった。。
ここは、なにを隠そうネムロ名物・・
根室に来たのはこれが食べたかったから!
噂には聞いていたんですがようやく出会えました。
ガーリックバターライスの上に揚げカツ、
その上にデミグラスソース?がかかった激うま料理ですヽ(´▽`)/
しあわせヽ(´▽`)/
ロカビリーが流れ、暖炉があるお洒落なお店、ドリアン。
暖房がしっかり効いてて汗まみれになってしまった。。
やっぱり朝来て正解だったな!
8時台~11時台の朝の根室を満喫しました。
歩き回りましたが、すごい暮らしやすそうな街。
三崎のような港町の風情に親近感が湧いたのかも。
さて、名残惜しいですが、快速はなさき号で釧路に戻ります。
キハ54の約50席はあっという間に埋まり、立ち客もちらほら。
そうか、お正月最後の日曜日でみんな帰るんだ。。
手をふるじーちゃんばーちゃんに(関係ないのに)寂しさが募ります。
ばいばい、また来るね(・∀・)ノ
快速列車が発車します。
根室近辺は、線路沿いに牧場が多かったです。
普通に馬。
風車の森を抜け
海がギラっている。
線路と線路の間に、明らかに靴ではない足跡が見えます。
鹿とか動物たちが、夜中歩き回っているんですね。
そりゃ二度三度と鹿ブレーキするわけだ。。
<厚床駅>
中標津(なかしべつ)に向かって伸びていた旧・標津線の分岐駅。
こちらも旧・名寄本線同様、
1989年に廃止となって今ではもう、あとかたもありません。
のんびり道東・冬晴れの旅。
この辺は太平洋側だからなのか雪が全然残ってません。
馬も牛もエゾシカも白鳥も鷲も、花咲線の車窓で見つけることができましたよ(・∀・)ノ
まさに動物王国(´∀`)
釧路に戻ってきました。
乗ってきた根室からの快速列車は、
特急スーパーおおぞらに接続して札幌まで最速で行けるとあって駅は大混雑。
見送りの方々もたくさん。
FURICO!
満載のお客さんを乗せて石勝線経由で札幌へと飛び立っていきました。
特急スーパーおおぞら・キハ283増結しまくりで堂々の気動車10両長大編成!
しかし俺はそのあとの鈍行で帯広まで行くので急ぎません。。
反省会の材料などを買い込みつつ、
キハ183系国鉄色ヘ(゚∀゚*)ノ萌死
こちらはリベンジ対象の流氷ノロッコ号。
いつか絶対乗ってやる!!
回文
(((゜д゜;)))
明日は4日目後半レポート、
果てしない大空と、広い大地のその中へ向かった模様をお届けします
(く し ろ よ ろ し く)