09冬旅「北の大地に試される」・3
夜行急行はまなすのカーペットカーにゆられて
北の大地の2日目がいよいよスタートです(・∀・)
はまなす札幌行きですが、
この駅で下車しちゃいます。
超名残惜しい!!
<新札幌駅>
札幌の手前、新札幌駅。
地図で書くと、こんな感じ。
↓
このように、札幌まで乗ってしまうと、
旭川方面の一番列車に間に合わないんです。。
ちょっとリスキーですが、
ここから未明の道を小走りに徒歩移動(!)します。
このルートを頭に入れて小走りしている人が僕を含めて3名。
はたして間に合うのか!?
なんとか間に合った!
ヘ(゚∀゚*)ノ
旭川行きキハ40・二連で行きます。
電化区間の架線の下を、
濛々と煙を上げて突っ走ってゆく気動車カッコいい!!
さぁ夜が明けます。
今回は駅名標をなにげに沢山撮っては、
その地名の由来を調べながらの旅でした。
幌向は ほろむい = ポロ(川)ムイ(静か)プト
静かな川の出口、とのことでした。
いわみざわは元々「浴澤(ゆあみさわ)」。
この辺は炭鉱で働いていた人を癒す温泉場として賑わってたのが由来とのことです。
φ(。。フムフム
窓は小さく、二重になっているので車内はあったか。
絶対飲んでおきたい1つ目を(早朝に)クリア。
本州では見たことない!かなり落ち着きます(^^)
<旭川駅>
(爆睡してたので)まもなく、旭川ヽ(゚◇゚ )ノ
もうすぐ高架の新駅舎が誕生します。
今はまだ工事中ですねー。
駅前に出てみると・・
思わず
ここでどうしても、
どうーしても2時間待ち時間になってしまいます。
もったいないので音楽でも聴いていよう・・って
イヤホンが
片方聞こえない(壊れちゃった)∑(゚Д゚)
参った。。
とりあえず市街地へ出て、
電気屋さんを探す。
全国でもここ(3・6街)だけにしかないそうです。
雪国で生きる知恵のひとつひとつに驚きを隠せない俺です。
ちなみにこの街で一番厚着してるのも俺(笑)
みんな寒くないのかなぁ、と思っていたところ
あちこちで「今年はあったかいねぇ」と。
∑(゚Д゚)
やっぱり「あったかい」って言ってる!!
駅に戻ると・・
ひとしきり観させてもらって笑い初め。
企画お座敷列車のPRで、開催された模様です。
紅白饅頭もらっちゃいました。
昨日みたいなことがあると困るので、大事な食糧として備蓄しておこう・・
なるべく沢山の駅の表情を見たいので快速は避けたかったのですが、
時間の都合で、快速「なよろ」 に乗っちゃいます。
車両はキハ40の単行。ほぼ満席。
需給バランスのとれたいい状態です(・∀・)
これさえあれば道内は俺のもんだ!!
バスの時刻表も載ってて、かなり使い勝手いいんです。
普通の時刻表の分厚さと比べると、非常に薄くて便利!
それでは、
最北の地・稚内を目指し壮大な盲腸線・宗谷本線の旅をはじめます!
特急・旭山動物園号だ(´∀`)
そういえばこの日は運転日でした。
イヤホンのことですっかり忘れてましたが、
旭川駅での2時間の待ち時間の間に、
札幌から到着したこの車両を、詳しく観察するつもりでいたのでした。。
無念!
友達にメールしたところ
「旭川に行って旭山動物園に行かないなんてもったいない!」
とのこと。。
確かに・・けど、
こっちからすれば「宗谷本線を乗り鉄しないなんてもったいない!」
てなもんで先を急ぎます(笑)
味のある駅舎!!
この辺までは旭川の通勤圏のようでした。
夏の農地は、冬の雪原。
駅名にPが3つ・・!
ピ オ プ(石の多いところ)が由来だそうです。
いよいよ山に挑みますよ!
その前に板っぱち駅・北比布駅を通過。
キハ40の唸りが凄いことになってます。
が、写真では山っぽい感じが出ませんね・・(笑)
ここは、三浦綾子さんの小説「塩狩峠」の舞台になった場所。
身を挺して人命を救った、鉄道員の物語です。
確か中学の頃読んだ記憶があります。
結構沢山のお客さんが降りていかれました。
誰かの到着を待っていた、かわいい雪ん子発見!
そろそろ乗り換えです。
跨線橋を渡って乗り換えは3分接続。
急げ急げ!
ステンレス車両で冷ややかな印象ですが、車内はとてもあったか。
いざ出発!
この日はなんと2名が下車していかれました∑(゚Д゚)
腰まである雪をざくざく掻き分けながら、
山のほうへと消えていきました。。
たくましい。
<紋穂内駅>
宗谷本線はこのようなだるま駅(貨車駅)が結構ありました。
もともと車掌車だったものの車輪を取って、
待合室に改造したもの。
ちゃんとドアもついてるしストーブも設置されているんです。
ちょっと安心。。
野山ばかりかと思いきや、
人の気配がして安心。
すごい名前の駅が多いですね。
さっくる駅。アイヌ語で「魚の道」って意味だそうです。
雪の質がだんだんフワフワになってきました。
青森の雪はべチャっとしてて、
函館は凍ってたっけな。
思えばもう、北海道も北半分に突入。
そろそろ、何かあったかいものが食べたいな。。
(つづく)