静岡シズル(大井川鐵道) その8 | オオゼキタク Official 鉄道Blog「マジで終電5秒前」Powered by Ameba

静岡シズル(大井川鐵道) その8

大井川鉄道(鐵の字は変換めんどくさいのでこれでいきます)、


金谷~千頭駅間と、千頭~井川駅間では車両も風景も全く異なります。



まるで別の鉄道会社に乗っているかのよう。


このトロッコみたいな列車に乗って山深くへ分け入って行きます。
ちょっと心細くなってくる。


せっそきょう温泉と読みます。

なんかもう、ひどく山深そうな名前ですね。。


終点の井川駅までいかなかったのは理由があるのです。


1・2のクロスシートです。

キハ110系とかのローカル線には多いんですが、

一人旅のとき、この一人ボックス?がなにかと便利。


表現でききってませんが、僕には天井が低かったです。かなり。




おもちゃみたいな列車で山をゆき



川を越え



茶畑を縫い



林を抜け


到着したのはアプトいちしろ駅!

この駅は日本唯一のアプト式路線のための駅です。

アプト式とは・・

まずはこの写真をご覧ください。


歯車みたい・・そのとおり!


列車は基本的にはレールの上を滑って走ってくだけですが、

勾配のきつい(急坂)ところを登るには、気合と根性のほかに、技術が必要。


アプトいちしろ駅~長島ダム駅 間だけは、

90パーミル(1000mいくごとに90m登る)という相当やばい急勾配を登るため、

普通のレールのほかに歯車を噛み合わせて登る「アプト式」が採用されたのです。


ヨーロッパの登山列車とか、よく採用されている方式だそうですよ。


この区間だけ走る電気機関車ED90、登場!

連結します。



ガッチャーン


「アプト式」は1963年まで信越本線 横軽区間で採用されていましたが、

峠のシェルパ電気機関車EF63の補助がつくようになって普通に登れるようになっちゃったので廃止。。


時を経て、

この大井川鉄道井川線の線路が、長島ダム新設のため、

現在のルートに路線変更となった1990年より、このアプト式を採用するようになったということです。


ぐいぐいと登っていく途中にダム湖に沈む旧線など見れましたが、

当然携帯カメラでは美しい写真は撮れず。。スマソン。


この辺はぜひ、みなさんの足で見に行ってみてください(笑)



そんなこんなで接岨峡温泉駅到着。

ひとっ風呂浴び・・・ずに、来た道を戻ります。




徒歩でひと駅ぶん(´Д`;)



(´Д`;)




(´Д`;)(´Д`;)




(´Д`;)(´Д`;)(´Д`;)





とにかく山道(´Д`;)

ちょっとしたアップダウンでも歩くと予想外に疲労します。。




しかし!疲れもふっとんだのがこの景色↓


この写真を撮りにきたのです。

奥大井湖上駅、遠映。



文字通り湖に浮かぶように存在する、秘境駅。

この写真を撮った瞬間、(来てよかった・・・)と心で呟きました。



これが見たくて、接岨峡温泉駅で降りたのです!!!



あとは山道を下って、駅にたどり着くだけ。

ああ、、位置エネルギーがもったいない。。



山道を一気に下って到着!


上の写真でいうと、左側の鉄橋の上を渡って、駅にたどり着きました。

心地よい疲労で、帰りはぐったり・・。



さぁ、帰りです。

来た道をそのまま、千頭駅に戻りますが、

千頭駅では大井川鉄道名物、お待ちかねのあいつが待っててくれました!