夏旅2008まとめ 4日目前編
<新山口駅>
山口県地方、雨が降ってきました。まだ外は真っ暗。
本当に終電で到着し、始発で出発する旅になってしまいました。。
でも全然元気!
4日目スタートです(・∀・)
宇部線を宇部新川までゆきます。
早朝列車には2両あわせて3名しか乗ってません。
ときわ駅。
まだ携帯カメラが「暗い」と言っております(なので青い)。
茨城あたりにありそうな駅名ですが、瀬戸内海を臨む宇部線にありました。
ほんと海のすぐそばですよ。
ちなみにときわで変換すると
常磐
と
常盤
2つ出てきますが、茨城のときわは「常磐」のほうですね。
ここで、今日どうしても乗りたかった列車に乗ります!
昨夜どうしても新山口まで来ておきたかったのは、そのためでした。
その列車とは・・こちら!
小野田線クモハ123系!
富士ポニーやミニエコーの愛称でお馴染みの、荷物車を改造した車両です!
うおーロング!ここに昔は荷物が満載だったんですねー。
この車両初乗り(´∀`)朝から大興奮!
「コ~~~」という唸り声が独特だったので、音を録音してみました。
こんどマジポッドでも聞いてみてくださいねヽ(´▽`)/
この「広セキ」が何を意味しているのか・・実は良く分かってないんです。。
広島?下関?うーん。良く分からん。
後日の鉄研のテーマとしよう(´∀`)
雀田、長門本山駅へ直通する列車に乗ります。
この列車、非常に貴重な列車なのです。
理由はのちほど。
たぶん吉田さんこういうの見るとゾクゾクするんではないかと(^-^)
<妻崎駅付近>
河口の橋を渡ります。左に映ってるのはゴミじゃなく、鳥です。
晴れてきたヽ(´▽`)/
新人運転手さんの研修?着任?のごあいさつシーン。
朝から精が出るねぇ。ま、ひとつよろしく」
ご覧のとおり1日4本、朝夕のみ(!)
明るいうちに来てみたくて、朝にしました。
到着!
昔は貨物輸送が結構あったらしいのですが、
現在はほとんど乗り降りがないため、朝夕の通勤通学時間帯のみの運転です。
折り返して、雀田まで行き、小野田ゆきに乗換えます。
新山口→宇部新川→長門本山→雀田→小野田と行きます。
(我ながらわかりやすい(・∀・))
<雀田駅>
さっきのV字型の分岐駅・雀田駅で、
小野田方面行きの105系2両編成に乗り換え、小野田駅へ。
<小野田駅>
なんていうか、、でか目じゃなくて・・二重だ!!
しかも整形ふたえ!
これ実は行く方向と逆向きの列車なんです。
乗り継ぎに時間があきそうなので、
一駅戻って宇部駅でそっと途中下車印を集めてしまうことにした俺です。
地味に嬉しい
嬉しくてちょっと降りてしまう
(我ながらわかりやすい>(・∀・)
<厚狭駅>
「あさー、あさです」
・・そのとおりっちゃそのとおり!
105系4両編成で宇部から2つ進んで厚狭(あさ)に到着。
さて、ここから美祢(みね)線に入ります。
キハ120の2両編成オールロングシート(´Д`)で長門市(ながとし)駅を目指します。
つか難読な駅、多過ぎヽ(´▽`)/
すっかり車両後部を陣取るのに慣れてしまった。
美祢線の山道をゆきます。
<四郎河原駅付近>
トンネルでまたいいの撮れました。
多分携帯が、明るさの変化についていけなくてこんな色合いになってるんだろうな。
つまり俺の勝ちということだ( ´艸`)
きっと。
車内ではこのようにずっと席にしがみついておりました。
こいつ厚狭駅で乗り込み、途中の美祢駅で降りてゆきました(本当)
旅慣れたとんぼだな。
美祢駅構内に停まってたDD51。
ここから宇部興産の貨物専用線が伸びてて、セメントを運んでるそうです。
あれが工場の煙突。
実際見ると、結構圧巻です。
となりの重安(しげやす)では、
どでかい石灰石専用の積み込み設備と、20台くらいのホキがいました。
いましたよ小倉さんヽ(´▽`)/
写真がいけてなくてすまん。。
山あいの無人駅。
草に埋もれた線路と錆びた小さな給水塔。
長すぎるホームも、朽ちてゆく木造駅舎も、
錆びたまましばらく列車に通ってもらえてない線路も、
みんなみんな前時代の遺構。
その昔、村はこんなに静かじゃなくて、沢山の人で賑わってたんでしょうか。
駅員さんもいて笑顔で切符にはさみを入れて。汗をかいて。
今を生き、今になってはじめてこの姿を知った僕は、
それを想像することしかできない。
でも、想像することができる。
<長門市駅>
山を抜けて平野に降り、ターミナルの駅に着くときは、
賑やかなのになぜか、いつもちょっと寂しい気持ちになるのはなぜだろう。
<みすゞさんの詩>
駅で出迎えてくれたのは、金子みすゞさんの詩。
長門市の隣町、仙崎で生まれ育った童謡詩人です。
昔は、捕った鯨の霊を慰めるため、お寺で大規模な法事を行ったそうで、
それを鯨法会(くじらほうえ)と呼ぶそうです。
捕鯨の基地として栄えた、仙崎の漁師町の賑やかな情景が目に浮かぶよう。
ここから山陰本線仙崎支線でその仙崎駅に向かいたいところですが、
さっきの長門本山駅同様、本数がぜんぜんないので
バスで仙崎へ。
赤いポストが素敵。
駅を探索してみると、こんな木札が。
「町全体が、みすゞさんの詩集です」
この言葉に、すっかりやられてしまいました。
仙崎のみすゞ通り。
おばあちゃんがゆっくり、ゆっくりと道を渡っています。
ここからしばらく「町の詩集」をお楽しみください。
そんなにでかい街ではありません。
人通りも車どおりもそんなにないですが、
こんな風に、詩で彩られている街って、
素直に素敵だな、と思いました。
<金子みすゞ記念館>
仙崎でたった1軒だった本屋が、みすゞさんの生家。
その二階に、
ものをつくる人間として
ものをつくるということや、
目線のやさしさ、目の付けどころについて考える
来てよかったな
やばいまた泣きそうです
仙崎港