スタフ閉塞 前編
道路なら、危ない!と思ったらちょっとハンドルを回してよけたりとか、
バックしてすれ違ったりすれば事故は避けられますよね。
でも鉄道は、線路の上を走って行くしかないので、
自分が行こうとしている線路上に別の列車が居たら、衝突して大惨事になってしまいます。
それを避けるため、信号が非常に大切。
だがしかし
都会の繊細な信号システムは正直、僕自身よく分からない(すみませーん)ヽ(;´Д`)ノ
なので、信号よりももっと単純な「スタフ閉塞(へいそく)」について調べてみることにしました。
* * *
昔から、単線区間で列車同士がぶつからないために、
「閉塞」という方法を用いてきました。
前回の日記に出てきた、
烏山線大金~烏山駅の単線区間で行われている閉塞は、
このスタフ閉塞方式になります。
* * *
スタフ(Staff)とは=単線の区間を通れる通行手形みたいなもの。
閉塞区間とは=1つの車両しか入れない(閉塞された)区間。
スタフ閉塞とは=スタフを持ってる列車しか閉塞区間走れませんよということ。単純!
では、実際に列車を動かしてみましょう!
赤い列車は→の方向に、
青い列車は←の方向に進みたい場合、
緑の「閉塞区間」は、
タブレット(スタフ)を持つ列車しか走っちゃいけません。
なぜって、そういう決まりだからです(・∀・)
今は赤い列車がタブレット(スタフ)を持っているので、
閉塞区間を走ることができます。
右の駅に到着したら、
赤い列車が持っているタブレットを一旦駅員に渡し、
駅員がそのタブレットを青い列車に渡します。
すると、
今度は青い列車が閉塞区間を走ることができるというわけです。
単純かつ素晴らしいシステム!!
実際に、駅では運転士さんと駅員さんが手渡しでこの作業を行います。
そのやりとりの中で、この先の路線状況や世間話(いがいと重要)などの情報交換が行われます。
その光景を車内から温かく見守るのも、また一興。
ああ、
単線気動車の走っている路線を旅したくなってきたー!!!