鉄道と僕 その6
大学期間中、上海に語学留学したことがありました。
現在上海では、浦東国際空港と街の中心部を走るリニアモーターカーがなんと
時速430km(!)で走っているということです。乗ってみたい!!
↓僕が行った当時は、開通したばかりの普通の地下鉄ができたばかりの頃でした。
週末には、
上海からおとなりの杭州まで、鉄道で旅行に行きました。
当時では珍しかった女性の服務員さん
「站」は駅という意味です。杭州駅は「ハンジョウチャン」とよみます。
2階建て!でかい機関車がでかい車両を引っ張る、ダイナミックな感じです。
大学の卒業旅行は、鉄道で中国を縦断する旅にしました。
北京→洛陽→鄭州→南京→上海→広州→香港 と鉄道を乗り継いで行きますが、
この旅は、きっぷをとるのが何より大変でした。
まず、お客さんが並ばない・・(笑)
放射状に窓口に集まるお客さんの皆さんを掻き分け、なんとか窓口にたどり着く。
当時の駅員さんは非常に愛想が悪く、面倒くさそうな感じで受け付けてくれます。
英語は全く伝わらないので、拙い漢語で話しかけます。
「タオナンチンヨウメイヨウ(到南京有没有)」?南京までのきっぷありますかと伝えても、
「メイヨウ(没有)」ありません、と言い放たれ、窓口のシャッターを閉じられ、交渉終了。。
鄭州で遂にきっぷが取れず、足止めを食らったりもしました。
きっぷの種類は確か4種類に分かれていた覚えがあります。
軟臥(ソフトな寝台)グリーン寝台
硬臥(ハードな寝台)普通寝台
軟座(ソフトな座席)グリーン車
硬座(ハードな座席)普通車
で、硬座なんてもうマナーの悪いお客さんで大変なことになっていると聞いたので、
チケットも取れないことだし、一番とりやすかった軟臥を選んで旅したんですが、
当時はそんな寝台選ぶのは金持ちと外国人だけだ、みたいな空気で、
貧乏旅行のオオゼキ青年を見てみんな(なぜコイツが軟臥?)って顔をしてました。
でも、上海→広州の列車で同室になった方が台湾の実業家のおじさんで、
日本人だと聴くと嬉しそうに日本のことを話してくれました(行った事があるそうで)。
その方はお母さんが作ったという、青菜と小さな蝦?とにんにく?の炒め物みたいなのを
瓶で持っていて、おすそ分けしてもらったのを覚えています(すごい美味かった)。
広州から香港は船で渡りまして(というより河口を下る感じ)、
その船を思い出して「真夜中のボート」という歌を作ったなぁ。。懐かしい。
中国大好きです。
夜の上海で、オレンジの街灯の下、スイカ食いながらおじさんたちと一緒に将棋したなぁ。
あの頃とは見違えるほど、綺麗になったみたいですね。また行ってみたいなぁ。
四川大地震の被災者の皆様の辛苦をお察しします。
一刻も早い復旧と、心の平穏を取り戻されることを心から祈っています。