クハとか モハとか クモヤとか | オオゼキタク Official 鉄道Blog「マジで終電5秒前」Powered by Ameba

クハとか モハとか クモヤとか




クハ103  キハ38

鉄道が好きな人は必ずされる質問。


しかしライト乗り鉄なタクは


(やべ俺全っ然わっかんねーΣ(゚д゚;))といつも華麗にスルーしてきました。が、




せっかくなんで調べてみることにしました。


意外と簡単!一緒に覚えちゃいましょう(°∀°)b




まず「ハ」。


お客さんの乗る車両=客車を イ ロ ハ でランク分けしてます。




「イ」 = (一等車。 ※今は廃止して存在しません)


「ロ」 = グリーン車。


「ハ」 = 普通の客車です。




次。




モ とか ク とかは、役目を表します。




「モ」 = 電動モーターがついてる。モーターのモ。(私鉄では「デ」との表記もあり)


「キ」 = ディーゼルエンジンがついてる。気動車のキ。


「ク」 = 運転台がついてる。電動車にくっつくのク(!)


「サ」 = 何にもついてない車。差し込まれるのサ(!!)




くっつく、さしこむ・・ってホント?と思ったら、


ちゃんと「鉄道用語小事典(昭和24年発行)」にはそう載っているとのこと。


和な語源だったんですねーφ(..)




それではおさらい。





クハ = 運転台のついてる普通の客車。


サロ = モーターとか何もついてないグリーン車(静か)。


キハ = ディーゼルエンジンがついた客車。てゆーか気動車。





では問題!


モハ = 何でしょう?

 



モハ?



疲れたときに発する生暖かいため息









ちーがーーーーーうううう


このーばかチンがーーーーーーー!








モハ = 電動モーターのついた普通の客車。


が正解です(・∀・)





これだけ覚えちゃえばもう、ほとんどの列車はバッチリ!




モーター音のしない静かな車両に乗りたい日は、


「サハ」を選べるステキな鉄子さんの誕生です(´∀`)











・・ここから時間のある方のみどうぞ・・

==============


その他の車両についても調べてみました。

僕が子供の頃にはあったけど、今はもうほとんど見られなくなったものもあります。

荷物車や郵便車は廃止になってしまったようです。少し寂しいですね。

クモヤ143
湘南色のクモヤ143


<役割で決まる記号>


ネ = 寝台車(寝るのネ)  シ = 食堂車(食堂のシ)

ニ = 荷物車(荷物のニ)  ユ =郵便車(郵便のユ)

ヤ = 事業車(「役人」用のヤ) エ = 援護車(援護のエ)

フ= 緩急車(非常用手動ブレーキのフ)


<荷重による記号>


オハネ25

オハネ25


オ=32.5~37.5トン

ネ=寝台車


B寝台はオハネ。

A寝台だったらオロネになります。



この「オ」について更に調べてみました。

今は動力分散(複数の車両についてるモーターで一気に列車を動かす)の列車が多いですが、昔は動力集中(機関車が、モーターのない車両を沢山引っ張る)が中心でした。
そうなると当然「運ぶものの重さ」が重要になってくるため、荷重に応じた形式番号が車両に与えられたそうです。


コ= 22.5t未満  (小型)

ホ= 22.5~27.5t (ボギー(二軸)車の重さ)

ナ= 27.5~32.5t (中型)

オ= 32.5~37.5t (大型)

ス= 37.5~42.5t (すごく大きい)

マ= 42.5~47.5t (ますます大きい)

カ= 47.5t以上  (かつ大である)


コホナオスマカ・・コホナオスマカ・・呪文みたい。

「ゴホっ(咳)治すマカ」と覚えよう。



では、最後、貨物車について。

ワム、とかタキ、とかは聞いたことがありますが、それの意味とかは全然分かりませんでした。


<貨物車・役割による記号>


コ = コンテナ車(Containerのコ) ワ = 有蓋車(Wagonのワ) 

ト = 無蓋車(Truck(英語で無蓋貨車)のト) タ = タンク車(Tankのタ)

チ = 長物車(Timberのティ) シ = 大物車(重量品のシ)

ホ = ホッパ車(Hopperのホ) ク = 車運車(車のク)

ヨ = 車掌車(車掌のヨ)


などなど。


<貨物車・荷重による記号>


ム = 14t~16t
ラ = 17t~19t
サ = 20t~24t
キ = 
25t以上


紫??

その由来は、ついぞ分かりませんでしたが、なんか意味があるのかもしれませんね。



モハー


しっかし・・・疲れたヽ(;´Д`)ノ