しばらくの間、日本に帰国してきました。5月は過ごしやすくてとてもよかったです。

 

日本滞在中は実家にお世話になっていたのですが、両親の生活ぶりを見ていると、日本のシニアってつくづく健康だなあと思いましたので、覚書に書いておきます。

 

幸い、私の実家では両親二人とも元気に生活しています。父のほうは健康面で心配していることもあるようなのですが、とりあえず大病もせずに過ごしています。

 

二人とも朝5時半ぐらいに家を出てまず近くの公園に散歩にでかけます。これはコロナ中に始めたのが習慣になって毎朝続いているようです。グラウンドを5周回るというのが決まりのようです。早朝から結構散歩している人や、犬の散歩をしている人がいます。約一時間ほどの散歩から帰ってくるとラジオ体操です。ラジオ体操が終わると朝食です。

 

朝食は和食で、ご飯にみそ汁、納豆、魚のほかに毎日作り置きの副菜がどっさり出てきます。副菜はきんぴらだとか、漬物だとかですが、常時9種類以上はあります。食事がすむとデザートにリンゴを食べて、カルシウム補給のためにヨーグルトドリンク(ヨーグルトをベースに体によいというスパイス色々とバナナなどをジューサーで作ったもの)を飲みます。

 

その後、庭の花に水をやったり、近くの畑にでかけたり、と思い思いに過ごしているようですが、ボランティアだとか、なんとかの集まりなどで忙しくしています。二人ともテニスを週に一回か二回、ヨガを週に一回に加えて、母は週一回の水泳と週一回のパーソナルトレーニングがあります。週に一回はマッサージに来てもらっているようです。こうして書くと毎週たくさんの習い事に通っているようですが、田舎に住んでいるので、各教室も一回千円ぐらいのようです。マッサージだって2千円ぐらいですから、一時間100ドル前後の値段に慣れている私からするとびっくりするようなお値段です。

 

昼食は麺が多くて、うどんが一番多いようです。夕食は再び和食で、魚がメインのことが多いですが、副菜は作り置きのものが再び食卓に登場します。

 

食卓には畑でとれたばかりの新鮮な野菜がよく並んでいます。今回は玉ねぎやキュウリがおおかったかな。近所の人も畑をやっている人が多いらしく、物々交換などで、よくとれたての野菜をもらってきているようです。お米は好きな銘柄があるようで、どこかのコシヒカリを取り寄せているようです。お水はウォーターサーバー用の水が毎週届いていました。サーバーがあるとお湯もすぐ出てくるので、お茶もすぐに飲めてとっても便利です。

 

恥ずかしながら、日本滞在中はほとんど母の料理をごちそうになるばかりでした。とれたての野菜はいろいろな種類の魚はおいしくて、つくづく日本の食生活は豊かだと感じました。

 

そうそう、ご近所のシニアの皆様が集まってのハイキングもありました。88歳の方がリーダーシップをとって、毎年きれいな花を観賞にあちこちにハイキングにいくんだとか・・・。ハイキングの後にどこかの温泉によって帰ってくるのが恒例のようで、私たちも飛び入り参加させてもらいました。

 

日本の皆様はよく歩いているせいか、とっても健康そうに見えますし、床に座った姿勢から立ち上がるのに慣れているせいか、しゃがむ姿勢がつらそうな北米のシニアとはだいぶ違うように見えます。やっぱり日常生活での運動量は健康維持に影響するんだろうなあとしみじみ感じて、私も意識的に運動を生活に取り入れなくてはと感じた日本滞在でした。

 

出かけた先のベーカリーでの昼食です。パン屋さんでもちゃんとサラダがあるのが嬉しい日本の外食。日本はパンもおいしい。