三菱大夕張鉄道は
清水沢、
大夕張炭山間17.2kmの路線でしたが、その沿線は変化に富んでいました。
清水沢から
南大夕張までは北炭の発電所や炭鉱住宅、ズリ山、北菱、北夕の中小炭鉱の施設の中を進みますが、南大夕張から先の光景は一変します。
トンネルの先には
シューパロ湖が広がり
旧森林鉄道の
三弦橋がその造形美を湖面に映しています。
さらに、その背後には
秀峰夕張岳が、春夏秋冬とその頂を輝かせています。
三菱大夕張鉄道の光景に身近な夕張岳ですが、夕張岳と列車が一緒に写りこむ、撮影ポイントは意外と限られます。清水沢・
遠幌間の清水沢炭鉱付近は絶好の撮影ポイントですが、写真は夕張市の伊藤保則さん撮影のものです。