今日もありがとうございます。
我が家の朴の花がようやく咲きました
坂村真民さんが生涯愛した朴の花。
高いところの枝に咲くので開花したのに気づくのがいつも遅くなります。
朴の花が
ことしもわたしを呼んでいる
顔をうずめて訴えたい泣きたい
ひとならぬこの花に
わたしがけがれているから
こんなにも慕うのです
愚かであるから
こんなにも仰ぐのです
この世で遂げられなかった
わたしの願いを
この花に告げておこう
多くの夢を
この花に託しておこう
わたしのよみがえりを
この花に頼んでおこう
詩集「念ずれば花ひらく」より