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「修身教授録」が致知出版より発売されて今年で30年を迎えました。

知る人ぞ知る名著です。

実践人の各地の読書会のテキストとして使われているのは言うに及ばず、

各企業での勉強会にても近年多く使用されています。

 

「修身教授録」の概略

 

これは森信三先生が昭和12年4月より、大阪天王寺師範学校の本科一部生を対象になされたものであります。

師範学校とは今でいう教員養成所で初等教育の為の先生養成所でありました。修身は道徳ととらえていいと思います。

しかも森先生の講義が生徒によって筆録されたものに、森先生ご自身が加筆なさったものであります。

戦前に一度全5巻として発売されほぼ全国的に森先生の名声が波及されたのでした。

しかし、戦後「修身科」の撤廃により、また学校制度の改革に伴い一般にはかえりみられなくなったものの、

昭和40年すぎ、森先生の「全集」発刊によって」再び名著復活の機を得ました。

またしても識者の注目を浴び、平成元年3月、致知出版より一冊の本として発売されたことにより、脚光を浴びることとなりました。

そして30年の長きにわたり読み継がれてきたのです。

 

  教えることは、すなわちまなぶことである

        森 信三