今日もありがとうございます。

宿命と運命って混同して使われているようですが、明確な違いがわかりますか。

宿命・・前世から定まっている運命。

運命・・人間の意思にかかわりなく、身の上に廻って来る吉凶禍福。

                                      ---広辞苑・第七版より

どちらも人間にとって動かしようもない事象ととれますが、どうして違う漢字が使われているのかこれは重要なことです。

「宿」・・やどる・とどめる・もとからの

「運」・・うごく・うつす・はこぶ・めぐる

「宿命」は止まるもの

「運命」は動いていくもの

ニンジンにたとえます。ニンジンはどこの土地に植えてもニンジンです。途中からホウレンソウに変わるということはありません。これは止まっている変化しないので「宿命」

ですが、同じニンジンでも品種や植えた土地・天候・育て方などによって味や形が変わってきます。条件によって変化していく、動いていくものだからいいニンジンになることもできれば、悪いニンジンになってしまうことも当然あります。これが動く・変化するので「運命」

同じニンジンなら美味しくて最高なニンジンにしたいと思いませんか。

日本人に生まれた。この両親の子として生まれた。これは絶対に変える事はできません。

ですが、変える事の出来ないものを最高に活かしていくことはできます。

自分に与えられたものを最大限に使ってこの人生を生きてみませんか。