新天皇践祚(皇位を受け継ぐ)が終わりました。
早速、“皇位継承の安定化”と称する意見が出始めています。

皇位継承を真に安定させるのか、混乱を招くのか、それとも崩壊させるのか。

今こそ真剣に考えるときです。
 

産経新聞(5/2)朝刊2面の阿比留氏の記事「皇位継承 伝統の重み」を読みましたが、理解できませんでした。
しかし・・・・
倉山満氏の論文(5/1発表)を精読して、阿比留氏の言わんとすることが分かりました。
iRONNA“「愛子天皇」待望論者たちよ 、もう一度壬申の乱を起こしたいのか”


以下、阿比留氏の記事の一部抜粋【1】と倉山氏の論文【2】を紹介します。


【1】産経新聞朝刊(5/2)2面の阿比留氏の記事
■ ここから ■
 「壬申の乱に・・・」
一番の問題は、女性・女系天皇の容認は、取り返しのつかない大きな混乱を招きかねないことである。
平成18年2月、宮内庁が秋篠宮妃紀子さまのご懐妊の兆候を発表した際、女性・女系天皇を認める皇室典範改正に熱心な当時の小泉純一郎首相と、慎重派の安倍晋三官房長官との間でこんなやり取りがあった。
安倍長官「誠におめでたい事ですが、これで皇室典範改正はよくよく慎重にしなければならなくなりました」
小泉首相「なぜだ」
安倍長官「生まれてくるお子様が男子でしたら、皇室典範改正は正統な皇位継承者であるお子様から継承権を奪ってしまうことになります。(皇子同士が皇位継承で争った)壬申の乱になりかねません」
小泉首相「・・・そうか」
皇室の悠久の歴史の中で守り続けられた男系継承という伝統を、後世の浅知恵で曲げれば、皇位の安定的継承どころかかえって禍根を残すことになろう。
■ ここまで ■


【2】倉山満氏の論文はここから読めます。
https://ironna.jp/article/12479?p=1&fbclid=IwAR2O_ab21etAAJ_4D1yi9uVQtBjnGJ7AazwgCxwRZcH_bzQprM6Ce8iJVpY