海洋法を直ちに改めよ | 日本國人

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令和元年・紀元2679年10月1日開始。

 先日、支那とロシアの連合艦隊が、堂々と津軽海峡を通過して、日本列島を半周し、大隅海峡から東シナ海に抜けていく、という事件があった。我が國に對する軍事演習を行っていたことは、状況的にも確實であり、由々しき事である。

 ところが、津軽海峡も大隅海峡も、明らかに我が國の領海とすべきところが、そうはなっていなかったところから、両国がこのような狼藉を堂々と行えることになっているようだ。本來、領海は沿岸から十二海里となっている。これは、万国共通だ。ところが、宗谷海峡、津軽海峡、対馬海峡東水道、対馬海峡西水道、大隅海峡については、領海を日本自ら陸地より三海里に制限しているのである。

 その理由がバカバカしい。非核三原則とやらによるものだ。核を、持たず、つくらず、持ち込ませず、というアレである。

 核兵器を搭載した、一應同盟国ということになっているアメリカの軍艦が、領海を通ったら、核を持ち込ませたことになり、非核三原則とやらに抵触してしまうから、ということで、わざわざ領海法にて津軽海峡等の領海を沿岸から三海里に限定し、核兵器を搭載したアメリカ軍艦を、ここは領海じゃないから勝手にどうぞ、と、通すためだという。

 全く、フザけた話だ。津軽海峡は、國防上、極めて重要な海峡である。ここを、先日のごとく、支那やロシアの艦船が、勝手氣ままに通れるようでは、我が國は、大陸側からのみならず、太平洋側からも、容易に攻撃されうるではないか、くらいのことは、軍事に素人の日本國人ですら思いつく。さらに、青函隧道(トンネル)を破壊される恐れもあるだろう。このように、少し考えただけでも、極めて危ないことだ。

 岸田政權は、直ちに海洋法を改めよ。そして、我が國にある全ての海峡の領海を、十二海里に戻すべきである。そして、津軽海峡等には、敵性外国の艦船の通過を阻止できる僃えをなすのだ。海峡兩岸に對艦ミサイルをそなえる他、機雷も今や、格段に暹歩していると聞く。

 そして、支那やロシアの野心と仲の良さが明らかになった以上、両国同時に敵にまわった時を想定した軍備の増強を、まずは、最低限の抑止力からでも整備していかねばなるまい。すなわち、いざという時、両国を同時に殲滅するに足る核武装が、必須であろう。

 加えて、支那もロシアも、ともに我が國から至近である。ミサイルならば、數分というところだろう。すなわち、敵が攻撃の構えを見せるや否や、反撃できる體制・態勢づくりも必須である。日本国憲法など、當然無力化だ。そして、いざというときは、自衛隊が、現場判斷にて適切な仕事をし、承認は事後に行えば良いようなしくみもつくるべきだろう。

 軍部の獨走をさせるのはマズい?。もはや、そんなことを言っている時代ではない。軍部すなわち現自衛隊が獨走せねば國を守れぬとあらば、迷わずそうすべきなのである。

 

令和三年 紀元二六八一年 十一月三日 明治節