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視察旅行より帰って来ました

11月19日午前10時55分羽田発の飛行機に乗り12時30分徳島阿波おどり空港へ。


11月20日午後13時40分徳島発にて一路帰って参りました。


滞在時間24時間少々の視察旅行でしたがとてもいい視察ができたと思います。


簡単にこの場を借りて取り急ぎ報告いたします。




徳島県神山町では(とくしま集落再生プロジェクト)が掲げる

「安全安心の確保」の目的に合わせて

見守り支援事業を行っております。

注目すべき点は先進的な事例としてNEC製のタブレット端末を効果的に用いている点です。

今後、情報端末に馴染みのある世代の「見守り」を行っていくことを見据えた先駆的な試みと言えます。



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タブレット端末前面に付いているカメラで動体感知センサーが働いています。

一日に複数回利用する居間などに設置して置きますが、

もし、24時間利用者が通る事がなく動体感知センサーが働かない際には

コールセンターに通報が上がります。


またタブレットには緊急通報ボタンがあり、

利用者が自ら緊急通報を上げることも可能です。

併せて月に一回以上の定期戸別訪問サービス、電子回覧板情報の配信等

充実したメニューがありました。


現在は一年間の実証期間として50戸、平均年齢81歳の

一人暮らし高齢者のお宅に設置しております。


利用者の方のアンケート評価として

今後も継続して利用したい方が90パーセントを超えております。

有意義に感じられているようです。


また、徳島県神山町について少し触れますが

現在過疎化と高齢化が進んでおり、隣の家まで車で5分かかるような家にお一人で住まわれている方も居るそうです。

現在の新座市とは違い過疎化の問題もはらんでいるのです。

ですが神山町の方達は何十年も前から住んでいる方達ですので互助の精神が旺盛で、

雨戸が昼になっても開いていなければ近所を通った際に声がけをしたり、古き良き近所付き合いは今でも行われているとの事。

ざっとですが毎年8000人転出して9000人転入していく新座市とはここもまた違いと言えます。




感想としてですが、

ブロードバンド環境を生かした通報システムと24時間対応のコールセンターによる今回の実証実験は非常に興味深かったです。

無論このサービスで完成される事ではありません。

民生委員、社協、町内会、家族、友人に加えてプラスアルファの要素としての見守りと位置づければ

頼もしいツールと思われます。

また見守りのメニューを多様化して、利用する方のライフスタイルに合せることも重要と考えます。


更には人との繋がりが何より大事です。

お年寄りが社会参加しやすい、生きやすい世の中を作ることが出来れば、さらには体調や気分の変化に周りが気付ける事でしょう。

一人暮らし高齢者の見守りについて、他に思う所もありますので複眼的思考で今後多面的にアプローチしていきたいと考えております。




以上