学生時代、

学費などを稼ぐのに

旅行会社のバイトをやっていた。

 

 

今は、コロナで

ままならぬ事態になっているが、

修学旅行の添乗も多かった。

 

 

あるとき、

観光バスに乗っていた

ひとりの女子生徒がバスに酔ってしまった。

すると、運転手さんが、

「ウイスキーが効きますよ」

と教えてくれた。

さっそく、バスを停めてもらって、ポケット瓶を買って来た。

驚くことに10秒で効いた。

 

福沢諭吉が

自伝の中で書いている。

 

 

咸臨丸でアメリカに向けて

出航する前日に、

諭吉たちは、飲み屋で酒を飲んだ。

 

太平洋を行く咸臨丸

 

女郎の汚い茶碗で飲んだ、

と書いている。

 

浦賀で造られている現代の酒

 

酒好きの諭吉は

その茶碗を黙って持って来て

咸臨丸に酒を持ち込んだ。

 

太平洋横断を成し遂げた咸臨丸だが、

ずっと海が荒れた。

 

ほぼ全員が船酔いになって

艦長の勝海舟などは、

部屋から一歩も出なかった。

 

ところが諭吉だけは違った。

同乗していたアメリカ人を相手に

ずっと酒を飲んでいた。

 

 

諭吉たちだけは、

まったく船酔いにかからなかった。

 

観光バスの運転手に教わった通りである。

酒に酔うと、乗り物酔いをしないのだ。

 

https://www.youtube.com/watch?v=dnRAXTBEs2Y&list=RDdnRAXTBEs2Y&start_radio=1

 

<今の運勢>

「旅」。旅は不安の連続である。どうしてよいかわからずおどおどしている状態である。日本政府も大きく開き直って考えればよい。「その災いを取るところなり」。取るとは敵の耳を切り取るように除くこと。コロナウイルスの遺伝子を組み替えて、耳、すなわち伝達の仕組みを変えてやればうまくいくかもしれない。