信者の女性が

友達だ、と言って連れてきた。

母娘を別々に。

まず、娘さん。

短大生の若いお嬢さんだった。

 

手相を見て、いい運勢だけれど、大きい欠点があった。

病気している。

 

「目が回りませんか」

「ときどき、頭も痛いことがある」

ずばりと言ってあげた。

「脳に何かがあります。たぶん脳腫瘍」

「・・・」

 

すぐに病院に行かせて、手術で完治した。

大きかったが、良性だった。

 

<今の運勢>

「大有(たいゆう」。まず食べて行かなければならない。大きい車にいっぱい荷物を乗せて運ぶ。頑張れ。何とかなる。