「大腸がんとある患者の所感」をいつも読ませていただいている。
ガン患者は喫煙者が多い。
昔は浮舟という場所に住んでいた。
うちの隣は産婦人科の医者の鎌田先生の自宅だったがガンで亡くなられた。
先祖は、鎌田玄台といって華岡青洲の高弟で、世に知られた名医である。
頑固者だが洒脱な人で、ガンを患って入院のため救急車が来たとき、見送りに出た私の父を振り返って、「寝台車か(=死んだ医者か)」、と言って笑いながら乗り込んだそうである。
ここが浮舟。昔は緑がいっぱいだった。今はかつての情緒はなくなっている。この右角が鎌田先生の自宅だった。もとは瓦屋根の土塀で取り囲まれていた。伯父の家も取り払われて子供の遊び場になっている。
もう一軒向こう隣には、私の義理の伯父が住んでいた。
水俣病を発見した名医だったが、チッソを辞めてから隣町の小さい病院に勤めていた。
ある日、結核を患っていた父に、結核の患者の「感じ」とはどうなのだろう、と聞いてきた。
名医でも、患者自身の病気の「感じ」まではわからなかったのだ。
あのときが、伯父が自分で肺ガンに掛っているのではないかと疑った最初だったのだろう。
当時は今と違って肺ガンの治療法がなく、結局、亡くなった。
原因は喫煙である。
ヘビースモーカーで、いつも煙草を吸っていた。
子供の私が、「どのくらい吸うんですか」、と伯父に聞いたら、「そうだな、1日40本以上、ふつう60本位になるかな」、と半ば得意そうに答えたので、へえーそんなにと思ったことを覚えている。
戦争に軍医として行ったので、そのとき喫煙を覚えたという。
実は、私の父も、最後はガンで亡くなった。
父もタバコを吸った。
そしてタバコ以上に酒を飲んだ、
ビールにウイスキーを入れて飲むほどの大酒飲みだった。
だから、肺ガンではなく胃ガンになった。
うちの妻にも、タバコと酒が好きな兄がいた、若くして膵臓ガンで亡くなっている。
絶対、禁煙すべきである。
このサボテンは日に当たればもっと輝いて見えるのだが、今日は曇りだ。
なお、易的には、呼吸が浅いとガンになりやすいと考える。
頑固な人や怒りっぽい人がガンにかかりやすいのは、呼吸が浅いからだと考える。
まず、怒りをしずめよう。
そして、姿勢を正しくして、空気を少し多く肺に取り込もう。
背が曲がっている人は、背中の下に枕を敷いて背骨を伸ばす訓練をするとよい。
<近日中の運勢>
若い女性が流行の髪形や化粧をまねるように、仕事でも行動でも最初は上手に人のまねをすると運が開ける。
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