文字数:1646文字(原稿用紙約4枚強)

 

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三木谷浩史さんの“成功の法則92ヶ条”について、私が気になった箇所をとりあげてきていますが、今回は14回目になります。

 

 

P113.身近なベストプラクティスを探せ。

 

・仕事のヒントはまず身の回りから探し、案外身近な所に答えがあったりするもので、仕事の本質や問題は大して差があるわけではなく、遠くにあるものは近くにあったりする。

・楽天市場の2ミニッツ・コール(資料請求のメールが来たら、2分以内にその資料請求があったお客様に連絡をするシステム)は、国内の楽天グループでは広まらなかったが、海外の楽天子会社では広まったシステム。

・仕事の中身の大半はエグゼキューション(実行)であり、オペレーション(運営)。

 

これは31個目の法則として書かれている事ですが、案外忘れている事にも思えて、心に留めておきたく本に付箋を貼った箇所でした。

 

特にこの法則の中で心に残ったのは、仕事の中身の大半はエグゼキューションとオペレーションという件で、これは三木谷さんが他の箇所や他の本でも書かれていた物事を仕組化する事の大切さにも通じるような気はしましたし、その例として2ミニッツ・コールの話は分かりやすかったと思います。

 

私の経験でも職場などで思いつきからあれこれ始める人は多くいましたが、問題はそれを習慣化して継続できるか否かで、物事が体を成すか否かはその差なのではないかと思います。

 

身近なプラクティスを探せと述べているこの法則の肝は、エグゼキューションでありオペレーションなのだと思いますが、私は身近なプラクティスを探す事よりも物事をいかに実行して、仕組化していくかの大切さを感じた法則であり、読み返す度に目を留めるようにしている法則です。

 

 

P116.自分と価値観の違う他人の意見にこそ耳を傾ける。

 

・耳に心地よくないどころか腹が立ってしまうような意見を聞くのは難しい事で、そういう人が歳をとるにつれて見つからなくなる。

・裸の王様になる事は怖い事だが、それ以上に怖いのは裸の王様にいる周囲の思考が停止してしまう事であり、議論ができない環境は人の心と判断力を殺すので、意識して心を開いておかなければならない。

・100の意見を聞いても意味ある意見は1つかもしれないが、その1つの意見が致命的なミスをついているかもしれず、それが会社を救う事もあり、どんな意見にも耳を貸すという態度が組織の風通しを良くし、メンバー1人1人が物事を考える事に繋がる。

 

これは32個目の法則として書かれている事ですが、こだわりが強くて自他共に認めている頑固である事もあって、この事はできるかできないかは別としても意識し続けたいと思った法則です。

 

最近は掲示板に書き込んで他人の意見を聞く事もありますが、おかしいと思うとその意見を受け容れられない事もあって、他人の意見に耳を傾けられていないなと感じる事はあります。

 

他人の意見に耳を傾ける重要性は誰しも理解している事でありながら、それを行うのは難しいと思うのですが、なぜ他人の意見に耳を傾けなくてはいけないかという事について、聞きたくない話の中にも致命的な指摘があるかもしれないと言われると、受け容れられるかどうかは別としても、耳を傾けておく大切さは感じます。

 

受け容れられないと思えばその話は聞き流せばいいだけですし、確率は低くても人の話の中にも意味ある意見はあると思えば、聞き続けるのはしんどいかもしれませんが、人の意見には耳を傾け続けなくてはいけないのだと思いますし、この法則で書かれているように言われると、人の意見に耳を傾ける大切さも頷けます。

 

これは成功の法則を超えて、生きる上で大切にしたい戒めのようなものですが、仕事に限らず日々の生活においても意識したい事ではありました。

 

“成功の法則92ヶ条”の中から気になった箇所の続きは次回以降書きたいと思います。

 

つづく

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。