文字数:2908文字(原稿用紙約7枚強)

 

※おことわり 今回の記事は長いですのでご了承ください。

 

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昨年10月31日以来で、今回で25回目となる地名しりとりですが、このしりとりは以下の形で進めています。

 

・しりとりで浮かんだ地名について、最初は何も調べずに知っている事を挙げ、合わせて人口も予測し、調べた結果との照らし合わせも行い、気になった事を挙げていきます。

・地名は市区町村を対象にし、過去にあったものなども含みます。

・次にどの地名について書くかは、更新時で明らかにします(例:“しもだ”の“だ”で始まる地名について次回書く事となります)。

 

前回は愛媛県の宇和島(うわじま)市を取り上げましたが、“ま”から連想したのは三重県の松阪(まつさか)市でした。

 

 

 

松阪市は、多くの人がその名前から連想する松阪牛を私も連想しますし、知ったきっかけは松阪牛だったように思いますが、最近ではテレビ東京の“ローカル路線バス乗り継ぎの旅”シリーズなどでよく出ている気がします。

 

松阪牛で有名と言ってよい松阪市についてイメージするのは以下のような事です。

 

・三重県内での人口の多さは5番目で、予想人口6万人。

・紀勢本線と近鉄が通っている(※その他にもJR名松線というローカル線も通っているそうです)。

・松阪牛の産地。

・市の名前か松阪牛のどちらかが、“まつざか”と濁らずに“まつさか”と読む(※市名は濁らずに“まつさか”と読むのが正しいそうです)。

 

 

松阪市については以上のようなイメージがありますが、今回調べて気になったのは以下のような事でした。

 

 

・人口157,726人(2021年12月1日現在)。

→松阪牛のイメージから、畜産や農業が盛んな土地で人口も多くはないのかなと思っていましたが、予想の2.5倍の人口で思った以上に大きな街である事に驚きました。

 

県内での人口は四日市、津、鈴鹿に次いで4番目の多さで、2005年(平成17年)には一志郡嬉野町、三雲町、飯南郡飯南町、飯高町と合併して現在の松阪市になっているとの事ですが、人口の多さはその影響もあるのかなと思います。

 

・隣接している自治体:津市、多気郡多気町、明和町、大台町、奈良県吉野郡東吉野村、川上村、宇陀郡御杖村。

→この中で知っている自治体は津市だけでしたが、津市と隣接しているのであれば人口が多いのも納得ではありました。

 

また、県内の自治体と同じくらい奈良県の自治体とも隣接しており、県境の自治体だというのも今回初めて知りましたが、言われてみると“ローカル路線バス乗り継ぎの旅”シリーズでも、奈良県から入ってよく通っていた気はします。

 

・津市に次いで県内で2番目に面積が広い。

 

・名産品:松阪牛、松阪豚、伊勢茶、鈴最中、エスカルゴ、深野和紙、柳屋奉膳(和菓子の老舗)、松阪赤菜、松阪木綿など。

→地元の人は松阪牛ばかり言われる事が多いのだろうなと思いますが、今回調べて牛だけではなく豚も名産で、それ以外にもお菓子など多くの名産がある事がわかり、松阪牛だけ言われるのは本意ではないだろうなという感じはしました。

 

また、市内には丸大食品や三菱重工業、凸版印刷などの工場もあり、工場を立地できる土地があって製造業も発達している事は分かりました。

 

・名所:松阪城跡、阿坂城跡、宝塚古墳(いずれも国史跡)、大河内城跡、松ヶ島城跡、本居宣長記念館、松浦武四郎記念館など。

→名所を見た時には城跡が多い街だという印象が強く残りましたが、それも昔から発達していた伊勢地域の主要な街だったからかなとは感じました。

 

また、松阪市には競輪場があるとの事ですが、競輪場があるという事はそれだけ人が集まり活気がある街である事は伝わります。

 

 

松阪市出身で知っている有名人

 

1.坂口力さん

政治家で厚生大臣、厚生労働大臣を務めていらっしゃった時にテレビで見た記憶があり、当時の公明党の中でも力ある政治家だったという印象が残っています。

 

2.故・田村元さん

政治家で通産大臣をされていた時の印象が強く、1980年代後半のアメリカからジャパンパッシングを受けていた時には、その対応に追われていたイメージが残っています。

 

3.田村憲久さん

田村元さんの甥で厚生労働大臣も務められましたが、昨年はコロナウイルス対策でよくニュースでは見ましたし、政治家として伯父様に近づいた感じはしました。

 

政治家の中では、ちょっと古い表現ですがちょいワル風の政治家という印象が強く、松野頼久さんとタイプが似ている感じがします。

 

4.奥田碩さん

トヨタ自動車の社長を務められ、1990年代から2000年代のトヨタを、次の社長である張富士夫さんと共に牽引されていたイメージが強く、財界活動でもその存在感を示し続けた気がします。

 

5.故・三井高利さん

江戸時代の商人で後の三井財閥の礎を築いた方ですが、金貸しをするために生まれたような名前がします。

 

6.石原壮一郎さん

何で名前を見たかは記憶にないですが、エッセイストである事は知っていて、松阪市について調べていて出身者として名前を見た時には反応しました。

 

7.故・松浦武四郎さん

北海道の名付け親である探検家ですが、30年近く前にフジテレビで放送された“FNS1億2000万人のクイズ王決定戦”の問題にもなり、その時の記憶が強く残っています。

 

8.故・本居宣長さん

日本史の授業で習って名前は覚えているというくらいですが、江戸時代を勉強すれば必ず出てくるといってよいほど有名な国学者の1人で、松阪市を代表する偉人だと思います。

 

9.あべ静江さん

明るく楽しく、面白い女優さんという印象がありますが、むかしはちょっとしたアイドルでもあり、綺麗な女優さんだとは思います。

 

10.故・田端義夫さん

この方は名前よりも“バタヤン”という愛称の方が有名な気がしますが、戦後の歌謡界を語る上では欠かす事ができない人かと思います。

 

私は歌を聞いた事がないですが、右目の視力がない影響なのか潰れたような右目が印象に残っています。

 

11.西野カナさん

最近の歌は全く知らないのでどんな歌を歌っているのかも知りませんが、名前は知っています。

 

12.水谷新太郎さん

ヤクルトスワローズで活躍された元プロ野球選手ですが、私がプロ野球の選手名鑑をよく読んでいた1987年(昭和62年)頃によく目にしていた記憶があります、

 

この他にも映画監督の小津安二郎さんが青春時代を過ごされたり、国文学者の佐佐木信綱さんが幼少期の一時期を過ごされたりした所だそうですが、松阪出身の方や所縁ある方の多さには少し驚かされました。

 

 

 

以上、松阪市について調べて気になった事を書いてきましたが、人口が予想の倍で思った以上に大きな街だった事もあり、今まで抱いていたイメージとは街の印象がすっかり変わりました。

 

松阪市というと松阪牛が1番に浮かんでしまうのでしょうが、それ以外にも名産品も多く、津市の隣という事もあって地力のある自治体という事を感じました。

 

知っている事が皆無に等しかった街だった事もあって今回も学ぶ事が多かったですが、次回は松阪の“か”から始まる街を取り挙げたいと思います。

 

つづく

 

拙いひとり遊びを最後までお読みいただきまして、ありがとうございました