文字数:1713文字(原稿用紙約4枚半)

 

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港への入港船からの配車依頼が多かった事もあって、比較的忙しかった2016年(平成28年)10月も終わって、11月が始まりました。

 

11月も港への入港船はありましたが、この時期は入港する漁船が、別の魚種を水揚げする漁船になっていました。

 

そのため、水揚げ場所なども異なるため、配車には神経を使いましたが、その一方で夏場から入港を重ねてきた漁船は、漁を終了する船が増えていきました。

 

 

漁船の入港による配車依頼という点は同じですが、11月に入港してくる漁船は配車に手間取る事が多かったイメージが残っています。

 

11月の勤務は2日(水)からでしたが、10月分の水揚げデータの提出など、私が担当していた10月分の数字を締めていく事となりました。

 

それらはいつ提出を求められてもいいように準備はしていたので、慌てる事はありませんでしたが、日々できる事を積み重ね続けて、いざという時にすぐ対応できるようにしておくのが、仕事として一番間違いがないものだと、この時を思い返しても思います。

 

月初業務は滞りなく終了しましたが、この頃社内では私が担当していた、LINEを使用した決済システムで不具合が生じていました。

 

 

お使いいただいているお客様は少なかったものの、首都圏や都市部から仕事でいらしているお客様の中には、私の会社だけがLINEで決済できるシステムを導入していたため、常連のお客様となっていただいておりました。

 

この時は連日ご利用いただいていた、ある会社のエリアマネージャーの方の決済ができなくなり、私はお客様やドライバーさんから状況を確認すると共に、運営会社に問い合わせをして相談しました。

 

私は初めての事で緊張だったのですが、先方の対応は澱みなく丁寧な素晴らしいもので、その対応には感服させられ、忘れられない経験となりました。

 

この不具合は、解決まで数日要したものの、お客様にもご協力いただきながら解決ができましたが、初めての事に戸惑ったものの、お客様のご理解とご協力、運営会社の方の素晴らしい対応により解決できた嬉しい出来事でした。

 

日中はLINE決済の不具合へ時間を割く事があった一方で、配車依頼は多い状態が続いており、11月4日(金)は五十日(ごとおび)前の金曜に相応しく、8時から11時までは毎時30台以上の配車依頼があり、水揚げの基礎数字を創るに足るものでした。

 

ただ、忙しくなると、遠方に行った車など、GPSの画面に映っていない車を見落とす事があり、そんな時には容赦なく、配車先の近くにいる旨のクレームが入りました。

 

このミスは起きやすいのですが、遠くにいる車にも注意を払えていて、よいタイミングで配車できると、ドライバーさんからご機嫌な無線の応答があり、その瞬間が好きだったので、私は車の見落としは避けたい事でした。

 

翌、11月5日(土)も入港船が多いため、配車依頼は前日ほどではないですが、コンスタントにありました。

 

そして、私が1番警戒している土曜の16時から18時までを迎えましたが、片手間に別な仕事をする事もあるとはいえ、この時間帯は暗くなってきていたので、配車に集中するようにしていました。

 

この2時間はいつ忙しくなるかわかりませんし、集中していないとすぐにペースがガタガタになりますので、それが賢明だったと思います。

 

この日はお客様とのちょっとしたトラブルや、ドライバーさんの車の乗り換えなどもあり、その雰囲気が全体に伝わったのか、無線もピリピリしたものになっていました。

 

どうにか先輩のTさんには引き継いだものの、Tさんは引継ぎ後に入ってきた、配車場所が分かりにくい配車に手こずり、それでペースを崩したようです。

 

その様子に、もし自分だったらという思いがしましたが、動いていないから大丈夫とか、閑だからという慢心、根拠のない都合のいい想像ほど怖いものはない事を感じ、心引き締めて努め続けようと思いました。

 

こうして、11月の夕方の怖さを知った勤務を終え、私は翌日の日中は暇を頂いていたため、別の用事に対応する事となります。

 

つづく

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。