文字数:1854文字(原稿用紙約4枚半)
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私が衝撃を受けたドラマとして、大映ドラマシリーズについて書いていますが、今回は井森美幸さんが主演した“遊びじゃないのよ、この恋は”をとり挙げたいと思います。
このドラマは井森美幸さんのデビュー作で、婦人警官役の井森美幸さんと、ヤクザお抱えの医者役である井上純一さんの恋愛を描いたものです。
大映ドラマの中ではマイナーな部類ではないかと思いますが、私の中では記憶に残るドラマの1つです。
以下、出演者のイメージについて、印象に残っている事を書いていきたいと思います。
① 井森美幸さん
このドラマがデビュー作だった事もあって、演技がガチガチだった感じもして、当時は可愛いという印象もありませんでした。
しかし、時間の経過と共に可愛らしさが増していき、今も同年代のタレントの中では可愛いと言われていますが、本作のイメージが強いため、よくここまで可愛らしくなったなという思いがあります。
本作ではかおるという役名ですが、私がかおるという名前の人を初めて知ったのはこのドラマが初めての記憶があります。
② 井上純一さん
戸田恵子さんと結婚されていた事もありましたが、本作以外で見る事がなかったため、このドラマでのカッコいいインテリの男性というイメージしかありません。
本作では茂という役ですが、井森美幸さんがやたらと名前を言っていた事もあり。茂という名前を聞くと、井上純一さんを思いだします。
③ 羽賀研二さん
このドラマでは井川比佐志さんが組長の暴力団に出入りするチンピラ役でしたが、軽くてチャラチャラした感じというイメージが強く残りました。
梅宮アンナさんとお付き合いしていた時は、連日のようにワイドショーにも出演していましたが、以後の遍歴を見ると、このドラマの役と実態はそう変わらなかったのかなと思います。
一方、チンピラのコンビだった船越英一郎さんのイメージは残っておらず、以後2時間ドラマで活躍された事を思うと、チンピラ役という柄でななかったのかなと思います。
④ 萩原流行さん
このドラマでは暴力団の若頭役で、目つきというか目力が印象的だった事もあって忘れられません。
後に萩原さんをテレビで見ても、この時の役を思いだしてしまいましたが、このドラマのイメージが強かっただけに、バラエディー番組で多くの人を笑わせていたキャラクターが意外でもありました。
晩年はうつ病に苦しんでおられたようで、亡くなり方もバイクを運転中に護送車に接触し転倒、後方から来た車に轢かれて亡くなるというショッキングなもので、不本意な亡くなり方だったろうと思います。
⑤ 高樹澪さん
暴力団の組長である井川比佐志さんの娘役で、井上純一さんに想いを寄せ続ける役ですが、想いを託した背中に彫った入れ墨が衝撃的で、想いの寄せ方が執念深いように思え、怖い女性だと思うようになりました。
“スチュワーデス物語”では堀ちえみさんの良い先輩役でもあり、他の番組で見せる姿は大人の女性という感じですが、このドラマでのインパクトが強く残り続けています。
⑥ 水沢アキさん
井森美幸さんの先輩役ですが、気が強くて、いつもキンキンした声でイライラしている人だなというイメージが今も強く残っています。
“遊びじゃないのよ、この恋は”で印象に残り続けているのは以上のような事ですが、大映ドラマで他に忘れられないのは、“スチュワーデス物語”の片平なぎささんです。
堀ちえみさんに辛くあたり続ける悪女のような役ですが、恋人である風間杜夫さんの名前を呼びながら、義手の手袋を口でとるシーンが衝撃的でした。
当時はなんて怖い女性なのだと思ったもので、後には2時間ドラマの女王と呼ばれるようにもなり、元々の美しさや可愛らしさが垣間見える事が多くなりましたが、俳優としての通過点とはいえ、このシーンがなければ綺麗な人のままだったのにという思いがあります。
他にも大映ドラマは見ていたかと思いますが、今の私に影響を与えるほど衝撃的というほどのものではなく、“乳姉妹”、“少女に何が起ったか”、そして今回取りあげた“遊びじゃないのよ、この恋は”の3つが、偶然にも自分の心や感性に大きな影響を与えてしまったように思います。
子供の頃に影響を受けたものを考える時、大映ドラマで受けた影響は必ず思いだしてしまう事ですが、これからもその影響力は残り続けていきそうです。
おわり
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。