文字数:2103文字(原稿用紙約5枚強)

 

数多あるブログの中からご訪問いただきまして、誠に有難うございます。

私の略歴はこちらです。

 

 

私が影響を受けてきた音楽アーティストについて書くシリーズ42回目の今回は、カナダ出身のアーティストであり、プロデューサーでもあるデイヴィッド・フォスターをとり挙げたいと思います。

 

 

影響を受けた時期:2001年(平成13年)7月頃

きっかけ: 映画“君といた夏”を借りてみた事

 

彼の存在を知ったのは大学4年生の頃で、レンタルビデオ店でふと見かけたジョディー・フォスター主演の映画“君といた夏”を借りた事がきっかけでした。

 

普段映画を見る事はなく、あらすじを見て面白そうだと思って珍しく借りましたが、映画がよかったのはもちろんですが、それ以上によかったと思ったのは映画で流れていたBGMでした。

 

 

この音楽綺麗だなと思って気になって音楽担当を見ると、デイヴィッド・フォスターという名前があり、違うレンタルビデオ店にて彼のソロアルバムを見つけて借りました。

 

借りたCDは“Best Of Me”というインストゥルメンタルのアルバムで、この時に私が一番好きな曲であるシカゴの“Hard To Say I’m Sorry”を作曲したのが彼だという事を知り、映画の音楽の美しさに納得しました。

 

そのアルバムも映画のサントラに劣らぬ美しさで、レンタルビデオ店にあった彼のソロアルバムは一通り借りましたが、もっと彼の音楽を聴きたいと思って探し求めていくようになります。

 

この頃、私は大学のゼミ合宿で千葉の白子に行ったのですが、その時九十九里浜で見た夏の空と海に彼のインストゥルメンタルがマッチし、その夏の忘れられない1コマです。

 

後に映画“セント・エルモス・ファイアー”のサウンドトラックも担当していた事を知り、輸入盤で買うのですが、私が好きだったジョン・パーの歌う“マン・イン・モーション”のようなテンションが上がる曲も作曲していた事を知り、その意外性に驚き、彼の創る音楽が私が聴きたいと思うものに限りなく近いものであることを感じ始めていきます。

 

 

後に彼が手がけたアーティストや曲を調べてみると、彼を知るまでにシカゴの“Hard To Say I’m Sorry”をはじめとして、セリーヌ・ディオンなど聴いてきた音楽が数多くあり、その多さに驚いたのと同時に、自分が好きだった曲をこれだけ手がけているという事が凄すぎて何も言えませんでした。

 

ウィキペディアでご覧いただければわかりますが、彼はアーティストでありながら自分の作品は多くはなく、他のアーティストに対する楽曲提供がメインなので、彼が楽曲を提供したり、プロデュースを手掛けたアーティストは洋楽邦楽問わず数多くいます。

 

そのため、気がついたら彼の曲だったとか彼がプロデュースしていたと知ることが多々あり、私の中でその代表が松田聖子さんの“抱いて”です。

 

 

この曲はシングルカットされていないけれども人気が高い曲だと聞いていますが、この曲を友人がカラオケで歌った時に作曲として彼の名前がクレジットされているのを見て、彼の創るメロディーが普遍的で、多くの人の心に伝わる美しさがあることを改めて思い知らされた気がします。

 

それと同時にこの曲も彼だったのかと、その凄さに脱帽でしたが、彼の凄さはどのアーティストに楽曲を提供しても私がよいと思える曲を高い確率で出してくる事で、この曲いいなと思ったら彼が手がけていた事が何度となくありました。

 

専門的な事は全く分からず、もしかすると彼の音楽には彼らしい特徴や共通項があるのかもしれませんが、ただ自分にはそういうものがあるようには感じられず、自分がいいなと思えるメロディー=彼の音楽であると言い切れそうですらあります。

 

私は新しい曲に興味はなく、いいとも思わないので全く聴いていませんが、私の中で直近で一番新しい曲で好きなのは2008年に彼が手がけた“I  Will Be There With You”という日本航空のテーマソングにもなった曲です。

 

 

これはエレガントでありながら飛行機で旅に向かおうとする人の気持ちを盛り上げてくれてとても好きなのですが、結婚式などでも使える曲だなと思っています。

 

80年代の音楽が好きな自分にとって21世紀に生まれた曲の中で好きになった数少ない曲で、今生においてはこれが好きになった曲で一番新しいものであり続けると思います。

 

気がつけば彼の創りだした音楽ばかりを好きになっていましたが、そうなった事に我ながら呆れながらも、そう思えるだけの音楽を生み続けてくれた彼と出逢えたことを何より嬉しく思っています。

 

自分の人生のサントラとは何かと言われたら、それはデイヴィッド・フォスターの生み出すメロディーだと言ってもよく、彼の音楽と出逢えたことが私の人生における音楽そのものと言ってよいと思います。

 

彼を知り、彼の音楽を追い続けるようになった事で私の音楽の嗜好は明確になり、彼の音楽を1つの基準として好きな音楽を捉えるようになったと思います。

 

彼を知ってからも他の音楽も聴き続けていきますが、彼を知って間もなくある女性アーティストのベスト盤を借りた事でそのアーティストを好きになりますが、それは次回書きたいと思います。

 

 

つづく

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。