「スーパー・キッズ」という言葉があります。


今流行りのお金を稼ぐ、子役として活躍している子どもたちのことではありません。ガーン


昔、アメリカで、貧しい地域の子どもたちが、十分な教育も受けられない。成人しても確かな仕事も与えられない。


そんな状態で、夢も希望もない。だから、麻薬とか、犯罪といった悪い方向へ、悪い方向へと向かってしまう環境で、なぜか健やかに、健全に育って行く子どもたちがいることに気が付いた学者が、どうしてなのかと調査したそうです。目



辿り着いた結論は、良くない環境、状況の中でも、健やかに育つ子どもたちに一つの共通点があり、その共通点は、どんな状況にあっても、その子どもを徹底的に愛し続けてくれる大人がいたという事でした。


そのような大人にたっぷりと愛情を注がれて育った子どもたちは、劣悪な環境の中にあっても、反社会的な行動や犯罪へ向くことが極めて少なく、また、健全な成長を遂げることとがわかったのです。アップ


そんな子どもたちのことを「スーパー・キッズ」と呼んだようです。


この結論は大変意味深いと思います。


人は、何によって成長していくのか、いや、人となっていくのかを表わしていると思います。


それは徹底的、無条件な「愛」です。ドキドキドキドキドキドキ

我が家に母親がやって参りまして数ヶ月が過ぎました。


少しずつ環境にも慣れてきたのかなと思いますが、少し疲れが溜まっているかもしれません。


ところで、私の母親は、まだ幼い時期に、両親とも病気で天に召されました。


 残されたのは母親と私の叔父にあたる、母親の兄の二人兄弟、そして年老いたお爺さんの三人でした。


親戚が集まって、お爺さん一人で孫二人を育てるのは無理であろうから、一人づつ引き取って、育てようと相談していたところに、当時まだ小学生だった、母の兄が割って入って、大人に頭を下げて、「自分が出来る事は何でもするから妹とだけはわかれさせないでくれと」頼んだそうです。


そのあまりの気迫に大人が負けてしまったのか、結論としては、兄弟は一緒に生活をし、お爺さんが面倒をみるということになったそうです。

私は母親の明るく、健康的な性格が形成されていった背景に、お兄さんの捨て身の「愛情」があると思っています。


今、病気となって東京の息子のところへ来た母親を誰よりも心配しているのは、田舎に住んでいる80歳を超えた叔父さんだということが、良く分かります。


皆さん、人は自分が徹底的に愛されていることを知る時、どんな状況の中にあっても、希望を見失うことはありません。


徹底的、無尽蔵の神の愛に触れて、私たち一人ひとりも生きていくことが出来るのです。


頑張って生きましょう。皆さん、人生これからです。


神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。」

ヨハネの手紙一416



にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村