さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。(マタイによる福音書4章1節)
「依存症」という言葉がありますね。
昨日教会で行われた入門講座」でも話しましたが、「依存症」は怖いです。
女性であれば、「買いもの依存症」とか、男性であれば「アルコール依存症」、「ギャンブル依存症」、色々あります。
私、過去にパチンコで400万円の借金をしたという人から相談を受けたことがありましたが、もう、どうしようもありませんでした。退職金を前借して支払ってという解決まで行きましたけれど、その後も隠れてパチンコをして更に借金が膨らんでいたという悲しい後日談がありました。
人は誰かに「依存」したくなりますよ。
生きていれば。
人間ですもの。
だから人は一人では生きて行かれないのです。
でも、大切なことは「何に依存するか」でしょう。
買いもの依存や、ギャンブル依存、もうそのことをしなければ、我慢出来ない、そのことをする為に、借金をしてまでも…、あるいは犯罪までも、あるいは体を壊してまでも、と思う心。
本当に怖いです。
人が「何に依存するのか」を間違えると大変なことになります。このことは、実は人ごとではありません。あなたは「社会的地位」に依存していませんか?「学歴」に依存していませんか?「財産」に依存していませんか?
普通の人でも、実は、様々なものに依存しながら生活していると言う事も出来るのです。
教育ママの依存は、「子ども」だったりするのです。怖いですね。
「依存」と「誘惑」は深い繋がりがあります。
依存症になるのは、誘惑を断ち切れないからです。もう、自分では無理という状態になって初めて他人や家族が気が付くのではないでしょうか。
私たち人間は、本当に「誘惑」に弱いですよね。女性関係、男性関係、そういった誘惑もあなた、お持ちじゃないですよね?
私たちは様々な誘惑にさらされて過しています。
そして、それらの誘惑に打ち勝つ為に必要なことは、「心が満足」している状態を常にキープし続けることなのです。心が「愛情」でたっぷりになっている状態が必要なのです。性格の問題ではなく、「心」の問題なのです。わかります?
イエスは、自分の「心」を試される為に、あえて誘惑と戦う決意されました。
あなたも、しっかりと「誘惑」に打ち勝ち、神にのみ「依存」して、元気に過ごして行きましょう。