しかし、アルケラオが父ヘロデの跡を継いでユダヤを支配していると聞き、そこに行くことを恐れた。ところが、夢でお告げがあったので、ガリラヤ地方に引きこもり、
(マタイによる福音書2章22節)
いじめの事件が続発していますね。悲しい事です。
いつも、思うんだけど、イジメって大人の社会を、ただ子どもが真似しているだけなんじゃないかな?
だから、解決策は教育の問題ではなくて、大人の生き方の問題だと思うんだけど、どうなんでしょう
誰も宗教に興味もなければ、教会に関心もない社会って、本当は恐ろしい社会ですよ。
だって、それって弱肉強食の社会ってことでしょ?
学校って、「社会は弱肉強食なんですよ」って教えているんでしょう
かね。 恐ろしいことです。
ところで、イジメの悲しいところは、イジメられた人の心は本当に傷ついて、ズタズタなのに、イジメたほうは案外忘れているってところかもしれませんね。
イジメた人が反省して、仲良くしようよって言ったとしても、既にそういう問題ではないことに気が付かない、そんなことが良くあるのではないかな。
ヨセフの家族も、エジプトに逃げて、折角ヘロデ王が死んだから帰って来ていいよって言われて、喜んで帰って来て見たら、その息子のアルケラオが後を継いで支配していたってわけでしょ。
ヨセフの一家からしてみたら、状況が、逃げた時からそんなに変わっていたわけではないということですよ。
アルケラオがヘロデ王よりもっと酷い王だったら、エジプトまで逃げた意味がないってことですよ。
ヨセフ一家の傷は癒やされていないわけですよ。
実際、帰って来たヨセフの家族、どうすればいいの~って思いじゃな
かったでしょうか。
だから、もう一回「夢でお告げがあって、結局ガリラヤ地方にひきこもり」ってわけですよ。でも、幼子イエスにとってみれば、ガリラヤが、子ども時代の故郷になるわけですよ。
子どもはそういう所、強いですよね、子どもは自分で、自分の親や故郷を選ぶことが出来ない代わりに、その状況に順応する能力が高いですね。
親の思いを越えて、元気いっぱいにイエスは、成長していったと思いますよ。
でも、この「引きこもり」って言葉、マイナスイメージですね。引きこもっている方で、この文書読んでいる方、教会に来なさいって。なんで引きこもっているのか分かりませんけど、私が何か出来るかどうかもわかりませんけど、そんなに引きこもって、どうする気ですか。
人生なんて、せいぜい生きて80年ですよ。引きこもっている一年、二年、それなりに意味があると思います。
でもね、そろそろ出てみるの時期かもよ。そうだなぁって思ったら、
電話下さい。待ってま~す。