大切なあなた……。Ⅰ     

 皆さんの中には、学校に行けないで困っている方もいらっしゃるかもしれません。カゼ


 その理由は様々で、多くの原因があることでしょう。


 なぜ、学校に行けなくなるのか、私の経験からすると、まず、「嫌いな授業」がある、があげられます。


 私は小学校4年生の時、川で溺れかけて、死にそうになりました。たまたま、近くで釣りをしていた大人の人がいたので助けられましたが、あの時、水面で、もがきながら、あの水の上に顔を出さなければと思いながら、もうダメガーンと思う自分がいました。


それ以来、4年、5年と夏のプールは恐怖でした。


プールに入ることは出来ましたが、顔を水面に付けることも恐ろしい程でした。


そんな思いで「体育」がある日は、具合が悪いということにして、休み始め、夏はしょっちゅう休んでいました。


親は夏バテかな?目


と言っていましたが、適当に休み、なんとか夏をやりすごし、秋になると登校していました。

そこから、解放されたのは6年生の夏です。プールに入り顔を水面につけて、そして目を開けることが出来た時


「あ!、大丈夫」チョキ


そこからはプールもなんとかこなすことが出来、6年生のうちに確か25mを泳ぐことが出来たと思います。


でも、それまでの道のりは、不登校も含め、大変だったことを思い起こします。


このことは私の個人的な、しかも、それほど深刻ではない、当時は不登校と言う言葉さえありませんでしたから、何にも問題にもなりませんでしたが、今では、学校に行かないとすぐに親は心配します。


が、学校に行きたくない気分の時もある、ということは私もわかります。

でも、本格的な不登校はどうでしょう。もう何年も学校に行っていない、あなたがいるかもしれません。


どうして学校に行けなくなったのか、行かなくなったのか。その理由も様々だと思います。

私が何かあなたに対して、優れた助言をすることも出来ないと思いますが、


でも、一つ言えることは、「あなたを最後まで、面倒見てくれる」誰か、を見つけることです。


本来なら、それは御両親になりますが、親の離婚や、様々な事情で、全然頼りにならない、と言うこともあるでしょう。


だから、学校の先生、でもいいんです。隣のおじさん、おばさん、誰でも良いと思います。あなたを最後まで面倒を見てくれる。


この人なら、本当に信頼出来る、そんな人が1人でもいてくれると本当はいいんだろうと思うのです。


でも、多分、そう言う人、回りにいないよね。いるんだったら、不登校にならないよって声が聞こえてくるような気がします。


学校に行けない原因がイジメ叫びなのかもしれないし、親の不理解なのかもしれないし、

でも、「そのままのあなた」でいいんだよって言ってくれる誰かがいるならば、きっとあなたは立ち直れます。


でも……、それを人間に求められないとしたら、「神様に求めて」みたらどうだろう。

私が牧師になったのは、我が家が財産も無く、自分の体力もなく、更には学力も無いという何も無い状態だったからです。


でも、勉強はしました。財産が無い代わりに、体力が無い代わりに、でも、大学受験する受験費用さえも家にはありませんでした。むっ


中学1年生から新聞配達をして小遣いを稼いで、貰える全ての奨学金を貰って、払い終わったのは38歳の年でした。


何も無くて、誰の力も貰えなくて、自滅しそうになっていたのを救ったのは誰でもありませんでした。「聖書」という本が救ってくれました。


だから、私は人をあまり好きになれないのかもしれません。でも、「生きていればなんとかなります。」


私は結構、衝動買いもするし、多少の借金も平気でしますし、あまり牧師らしくないかもしれません。


でも、毎日「必死に生きていれば」きっといいことがある、そう信じて生きているんです。不器用にしか生きていけないけれど、でも一生懸命生きていけば、なんとかなる。


牧師になって、自慢じゃないけれど、教会に来る「困った」という人にいつもお金を貸していました。気が付けば何十万というお金を貸していますが、多分一円も帰って来ないでしょう。


この間も、上手に騙されました。でも、いいんです。世の中にはそういう人が1人ぐらいいたっていいじゃないだろうか、って思っていますから。

良く友だちや、仲間から「おい、お前後輩からナメラレンなよ」って言われて生きて来ました。でも、今でも多分「ナメラレテ」います。色んな人から。


だからヒゲを伸ばして……。自分の本当の顔を見せたくないんです。自分で自分の気持ちが良くわかります。

そんな自分でも、それでも何かの役には立っているはずと思って信じて、生きています。


悩んでいる皆さん、もうちょっと頑張ってみようよ。



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