木
木は芽が出て、根が生えたところで生きる。
しかも、文句も言わず、寒いとも、暑いとも。
あれが欲しい、とか、旅行したいとか
言わず。
そして、真っすぐに天を目指して・・・・・・。
人間は、暑いと文句を言い、寒いと文句を言い。
生まれた所から離れ、楽が出来たならと願い続ける。
根をはることを恐れているようだ。
真っすぐに生きることを嫌がっているようだ。
そうだ、それは私だ。
木は、ただひたすらに生き続ける。
文句も言わず。
生きるって、こういうこだよって、ささやいているのかも。