54 古田新太は二度現れる
2度ほど渋谷で見かけたが、
彼を知らない人間が見ても、
彼が只者ではないことは一発で分かる。
1回目はJRのホームにいた。10年以上前だ。
すでに、演劇をやっている人間なら
誰もが知っている存在だった。
「俺は古田新太だ!」 的なファッションが、
今思い出すと笑える。
2回目は109の近く。 「あ、また現れた」
そんな感じだ。
何年かたってはいたのだが、ついこの間見た、
そのような・・・
たった2回しか見ていないのに、何10回も見ている
ような錯覚を覚える印象力は恐ろしい。
私は変にライバル心でも燃やしていたのだろうか、
あえて ”新感線”の舞台には足を運ばなかった。
観たら最後、負けを認めることになってしまう、
そう思ったのだろう。
そして先日、ドラマを見て、
その正体をじっくり味合わせて貰うはめとなった。
「夢をかなえるゾウ」だ。
水川あさみの名がなけりゃ観なかったドラマだ。
(小栗君の方も観たが・・・)
私はドラマを観て、
泣くことはあっても笑うことはほとんどない。
その私が、「早く次やらんかい」という顔を、
笑う顔を準備して待っているのだ。
やられている、笑わされている、けど笑いたいし
止められない。
初めてその恐怖を実感した。
もちろんこの役者の技量はお笑い系だけではない。
しかし・・・
格闘家が、より強い相手を求めるように、
いつかは戦ってみたい、
そんなところに立ちはだかる敵の一人だ。
「僕、あなた、眼中にありません」
そう言われぬ様にしなければ・・・
PS)
劇団新感線の親玉、いのうえひでのり氏も
1度、銀座の地下ですれ違ったことがある。
古田君に負けず劣らず、ごつい風貌だった。
Σ\( ̄ー ̄;)