あの日から、なかなか消えない大きな喪失感
ぽっかりと心に穴が空いてしまったような毎日のなかで、私はしばらく悲しみの底から立ち直れずにいました
それでも、時間は優しく、少しずつ流れていきます
幸いなことに、
ボロボロだった身体のほうは
1ヶ月ほどで回復してくれました
それからは、少しでも前を向けるように、
休みの日に少し遠出して大きな公園へ遊びに行ったり、
家族3人で穏やかな時間を
過ごすように意識しました
何気ない日常のなかで、
少しずつ笑える瞬間が増えていくのが、
自分でも嬉しかったです
そして迎えた、夫の夏休み
私たちは私の実家へと帰省することにしました
見慣れた景色、そして久しぶりに会う地元の友達
「久しぶり!」と言って
変わらずに接してくれる彼女たちと過ごす時間は、
私の凍りついていた心をじんわりと溶かしてくれました
他愛もない話でたくさん笑い、
話をたくさん聞いてもらううちに、
あんなに重かった心が、
段々と元気になっていくのを実感したのです
この帰省をきっかけに、
私の中で「動き出そう」という
前向きな気持ちが芽生え始めました
田舎での生活には、どうしても車が欠かせません
まずは新生活の足となる車を手に入れ、
それを機に「私も働こう!」と決意しました
仕事を始めるために、
まず必要なのは子どもの預け先です
みふゆのために、
さっそく保育園探しをスタートさせました
ですが、時期は中途半端な年度の途中
役所やいくつかの園に問い合わせてみると、
「今の時期はちょっと……」と、
思った以上に冷たい対応を
されてしまうこともありました
「やっぱり一筋縄ではいかないのかな……」と、
出鼻をくじかれそうになります
そんな中、救世主のような出会いがありました
私たちの状況を理解し、
快く受け入れてくれそうな温かい保育園を
見つけることができたのです
「ここなら、安心して預けられるかもしれない」
大きな安心感をもらった私は、
みふゆの居場所の目処が立ったことで、
いよいよ本格的な求職活動も
スタートさせることにしました
失ったものはあまりにも大きかったけれど、
今ある幸せを大切にしながら
私たちの新しい暮らしが、
いよいよ本格的に動き出そうとしています