ハムシには野菜の名前が付いたものが多いのですが、ゾウムシにはそこまでベジタリアンはいないようです。

だから牛蒡象鼻虫といわれても、ゴボウが主食!?と思ってしまいました。

 

 

ノアザミの蕾が面白かったので写していると、何やら蠢くものがいます。

色がリカオンみたいで汚ったらしいし、顔つきもよくありません。

 

 

横から見ると鼻が長いですね~そうすると、やはりゾウムシですか・・・

始めて見るゾウムシだから、これはラッキーと叫ぶべきでしょうが、何故かテンションが上がりません。

いわゆるどの組に属するゾウムシかまったくわからず、うん・・・・・・

 

 

ずんぐりむっくりの色黒で、まるで私のようです。

もっと写真を撮っておかなければ近寄ると、ぴょいと視界から消えました。

象虫でこんな見失い方をするなんて、ずいぶん焼きが回りました。

 

 

仕方がないので周りを探してみると、萱の葉に形がよく似たゾウムシがいました。

しかし最初のゾウムシは茶色に汚れていましたが、こちらは黒色地肌です。

粉が落ちてしまった個体か、それとも別種か・・・

しかしこちらも納得する前に逃げられてしまいました。

 

調べた結果、一番似ていたのはゴボウゾウムシかオオゴボウゾウムシです。

ネットではまだ情報が少なく、断定できる資料が見つかりません。

 

名前は牛蒡ですが、アザミの葉も食草にするそうです。

どちらかと言えば上翅の斑紋や体形から、ゴボウゾウムシではなかろうかと思っています。

カツオゾウムシの仲間だから、体表に粉をまぶしているのも納得です。