土星崇拝とBlack Cube (1) | akazukinのブログ

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「日本史のいわゆる「非常時」における「抵抗の精神」とは真理追求の精神、科学的精神に他ならない」野々村一雄(満鉄調査部員)

[寄稿 そら]

ニューヨークのダウンタウンにアスタープレイスという地下鉄の駅がある。
ブロードウェイとイースト8丁目の当たりにある「Astor Place 」と呼ばれるこの駅は、ジョン ジェイコブ アスターJohn Jacob Astor(July 17, 1763 – March 29, 1848)の名から由来する。
この「アスター家」について詳しくはフリッツ スプリングマイヤー著,太田龍監訳「イルミナティ 悪魔の13血流」kkベストセラーズを参照されたい。

南ドイツから18世紀に渡米し、海上輸送、毛皮取引、麻薬取引の独占的特権を授与され、突如として全米一の富豪にのし上がったアスター。
このミステリアスな家系はいったいどこから来てどのような歴史をもっているのか?

同本P43から

アスター家は1600年代まで南イタリアを淵源とするアシュトルガ家の末裔だというものである。名称の意味としては「アシュトルガ(Astorga)」も「アスター(Astor)」もメソポタミアはカナン(ユダヤ)の神秘主義宗教の女神である「アシュタルテ(Astarte)」の変形だというのが最も確からしい。このアシュタルテはまたセミーラミスともいわれる。ちなみに、バビロンではニムロデ(太陽)とセミーラミス(月)とタンムズ(明けの明星)の三神が一組であった。それを、エジプトではオシリス、イシス、ホルスと呼んでいた。そして興味深いのは、イシス、ホルスはローマカトリック教会によって聖母マリアと幼児キリストへとその名を変えているのである。

フランス南東部サヴォイからドイツのバーデン公国ヴァルドルフへと移住したらしいヨハンアスターはヴァルドルフの魔女集会、に関わる魔術、悪魔崇拝組織の重要人物の一人だったらしい。
一介の食肉業者であった平民階級のアスター家はアメリカに目を向け、期待の息子ジョン ジェイコブ アスターを選び、イギリスからアメリカに発たせた。

 このドイツ語を話す平民であるジェイコブ アスターがイギリスで貴族のバックハウス家と面会しているとあるが、実に不可解である。
 これは階級を越えた悪魔主義者のネットワークのつながりからか。
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同本P44「彼のすこぶるつきの悪魔主義者としての権威はすでに定まっていたように思われる。」
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同本P49には実に興味深い事が書いてある。

ベンジャミン フランクリンは1772年、73年、74年の夏をウェストウィカムにあるダッシュウッドの屋敷で過ごした。ダッシュウッド邸の地下にある洞窟は悪魔崇拝の性的儀式に使われ、これにはフランクリンも参加していた。
オルド サトゥルヌス(サトゥルヌス騎士団)ーこれは古くからあるドイツの悪魔主義秘密結社である。「サトゥルヌス」は英語では「土星サターン」、これは悪魔サターンのことである。
このことにふれてジョン ジェイコブ アスターの息子、ジョン ジェイコブ アスター四世が小説「別の世界への旅(A Journey in Other World)」で書いているのでその一節をあげておこう。

" 旅立った正しき者の魂は土星に見ることができる。そこではこの世のものならぬ音楽が背景に流れ、脈打つ心臓と聡明な頭脳、精神活動の中枢とがぴくりと震えるのだ。"

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私はここでイルミナティのアスター家について書きたいのではなく、「土星」に付いて書きたいと思う。
そういえば、土星は英語でSaturn,サターンと呼ばれる。サターンはサタン、悪魔ではないか。

占星術によると、土星は保護者や父親の象徴であり、制限や試練の象徴で、特に時間的、物質的制限を司る、とある。

「正統占星術入門」 秋月さやか著 学習研究社 参考

同本 p35
土星は目に見える惑星の中で太陽から一番遠く、約30年かかって全天を1周します。ひとつの星座に留るのは2年半あまり。土星の30年は、ひとつの時代が次の時代に移り変わる世代交代の周期を表します。
その遅い動きと暗い輝きは、人々に老成した印象を与え、一番長い周期で移動することから、時の支配者とされました。(中略)

バビロニア神話ではニヌルタ神であり、エジプト神話ではセベク神に相当します。そして、ギリシャ神話では後継者のゼウスによって殺害された古い時代の支配者クロノスであり、ローマ神話では農牧神サターンとされます。
(中略)数秘術では、永遠の時を意味する8があてはめられます。

Dictionary of Subjects & Symbols in Art by James Hall より

Saturn
自分の子供たちを貪るサターン(クロノス)。母である地球はクロノスは自分の子供によってその地位を奪われると予言する。
それを聞いたクロノスはそれを防ぐために自分の子供を食べた。(プラド美術館にあるゴヤの絵は有名である)
ゼウスが生まれた時、彼の母は布に石を入れて巻き、クロノスがそれと知らず食べるようにさせた。
そして、ゼウス(ジュピター、木星)は助けられ、彼の父を倒した。
大鎌を持つサターンはローマの農牧神からギリシャまで由来する。
老人であるという事から、松葉杖を持つ事もある。彼は父、Father Timeであり、時の擬人化である。
輪になっている尾を加えた蛇は古代の永遠の(時間)シンボルであり、エジプトを起源とする。
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Jordan Maxwell, “Matrix of Power” と
Michael Tsarion, “Astrotheology and Sidereal Mythology”
より

高校を卒業する時、卒業生は黒いローブを着る。
また四角い角帽(mortarboard)もかぶるが、
この黒い角帽はフリーメーソンが使用するところから来る。
これは教育というものがコントロールされているということである。

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まず最初に授業料を払い、大学("universe"-ity) に入学する。
そこはあなたの直感をはぎ取り、教義、主義などを刷り込むところである。
そして、修士号 ("Ma-stars" Masonic "degree") を与えられる。
黒の四角い角帽をかぶり、サタンカルトの黒いローブをまとい、Alumni/Illumini、イルミニ
になるのだ。卒業の真実の意味とはあなたの知的発達は妨害され、教義の刷り込みが仕上ったという事である。
Maとはmeasure、計ることであり、"measure of the star" であり、占星家のことである。
子供でもテスト等の成績が良ければ褒美に星を与えられる。(ホテル等のランクも星である)
大学での”Master’s Degree”の
Degreeとは黄道十二宮のサイクルの事で、MASTERになるという本来の意味は、星を習得したということなのだ。

裁判官と、ローマカトリックの司祭は伝統的に黒いローブを着ている。
裁判官はメーソンのハンマーまたは「つち」を打ち、法律を宣言する。
法律という考えは聖書の十戒に由来する。それゆえ、法を"break"破る(砕く)というのである。
裁判官は高い段に座るのは、フリーメーソンのブルーの階層にいるということだ。高い段にいるというのは、司祭や、議員なども同じだ。

土星の事を知り始めると、土星の色は黒だとわかってくる。
彼は(Saturn 土星)いろいろなセム族(ユダヤ人)にとっての神であると解る。
そしてそのシンボルの一つが四角なのだ。

それで卒業式にかぶる黒くて四角い帽子がどこから由来するか解ってくる。
土星の色、黒、これは犯罪者を刑務所に送る裁判官が着る黒いローブと同じ「黒」なのである。

だから、今日の教会と裁判所は同じように見える。
なぜなら、人々は司祭や裁判官のいる高い所に行く事は出来ず、いつも内側には行けず貧しい人々と外側に座るのだ。
段はいつも3段でこれはエジプトでそうだったからである。
これは人々がいつも、「黒い衣装をまとった神」を見る事が出来るようにである。
司祭や裁判官は人々と神の仲介役をしているのである。

古代エジプトの保安官は司法権と警察権を握り、六芒星のバッヂを付けていた。
六芒星は土星のもうひとつのシンボルである。アメリカの西部の保安官は今でも、これと同じバッヂを付けている。
六芒星が土星のシンボルであり、土星は太陽から6番目の星であるのは興味深い。
土曜日は1週間で6番目の日であり、ユダヤ人は土曜日、"Saturn-day" を安息日とする。
今、NASAは土星の極にある六角形、ヘキサゴン(hexagon)の形のイメージを送ってきている。人間のエネルギーチャクラシステムで6番目のチャクラは第三の目、”pineal gland”松果体である。( 6, 3times = 666)

第三の目のチャクラが開いた時、直感や霊的な第六感が発達する。
直感や、予感、勘、虫の知らせなどは神からの使い、守護天使や守護霊のようなものである。天使の頭にはいつも後輪、輪(リング)が見えるのは興味深くないだろうか?
そして土星だけが「リング」をもっているのだ。

今日でも、結婚するときの結婚指輪は、神である土星のシンボル、土星の「リング」である。
ユダヤ人が頭に付けるyarmulkeという丸い帽子も輪、土星のリングであり、
中世ではカトリックの僧が頭を丸くそり、髪を輪に残した。
ユダヤ人は頭を剃るかわりにこの丸い帽子をかぶったのである。

古代の土星の名前はELで、この神"EL"によって選ばれた者がElites、エリートと呼ばれるのである。他にも、Elect, Elder, Elevated, Elohim, Temple, Circle, Gospel, Apostle, Disciple, Evangelists, etc.,
これら全てはEL信仰から由来する。

それゆえ、神(EL)の使いである大天使は接尾辞が"el"なのである。(ラファエル、ミカエル、などのように)
Raphael, Michael, Uriel, Gabriel, etc,.

神々であるエロヒム、"EL-o-him" は 天使 "ang-EL-s"である。
魔女が魔法をかける時、cast a spe-EL,そして呪文をかける人間の 頭に“Hex” (6)をつける。
EL-itesが世界をコントロールし、EL-itesは"Isra-EL-ites"イスラエルから来るのである。
そしてイスラエルは、月(イシス)、太陽(ラー)、土星(エロヒム)を崇拝したエジプトから来るのである。
だから、"Is-Ra-El" イス-ラ-エルなのだ。イスラムも同じように、メッカにあるKabbaと呼ばれる大きな黒いキューブ(四角、立方体、箱)を礼拝する。

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彼等の神、YHWHは“Tetragramaton”として知られ、その意味は4文字の神という意味だ。ユダヤのフリーメーソン的でもある神秘主義、カバラ“Kabballah”は"Kabba-Allah"か、“Cube-God”からくる。
そしてセレモニーで人々は輪になって歩くのである。

「翻訳 そら」
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ここで最初のニューヨークにある「Astor Place 」と呼ばれる地下鉄の駅に戻りたい。
この駅の地上には大きな黒い四角の彫刻がある。

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「Astor Place 」は悪魔崇拝者であったジョン ジェイコブ アスターの死後すぐにつけられた駅名だそうである。
なぜこの不思議なモダン彫刻がここに設置されたのか、解る気がしてくる。

*「Astor Place」で画像検索するとこの黒いキューブと駅の周辺を見る事が出来ます。
 また有名企業でもこのサターンのイメージを使ったロゴも多い。
 NIKEのロゴは土星のリングとか、大鎌のように見える。
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このように、古代の神々の崇拝が今日まで濃厚に社会にまとわりついているなんて想像ができるだろうか?
土星がいったい、現代人になんの関わりがあるのか?
しかし、私たちを支配し束縛しているのは、このとても古い古代の神々なのである。

映画「スターウォーズ」でダースベーダーが黒いローブをまとい、黒いマスクをかぶっていた。
この映画はよく言われるように非常にシンボリックな映画なので、注意深く見ると興味深いだろう。
私はこの映画を見た時、月のような星だと思っていた”death star”が宇宙船だとわかった時はとても驚いた。こんな考えがいったいどこからくるのだろうか?
ルーカス監督に聞いてみたいくらいだ。

彼等(イルミナティ)が使う言語は常にシンボリックな意味があるので一般人が理解することはむずかしい。
イメージが言語より数段高度なコミュニケート手段である事も理解しなければ彼等(イルミナティ)の真意を解読する事はできないだろう。

デヴィッドアイクの最近のインタビューではこの「土星のマトリックス」についても話している。そして月にも。。
ここではこれに触れる事は出来ないが、またの機会に書きたいと思う。

[そら]