いよいよ今月25日に迫った腸内細菌検査。

俗に言う「検便」というやつ。

まだ未提出の身だ。

只今、出先で便意を催し、排泄したところ、見事なやつを産み落とした。

この時、産み落としたものに対してあろうことか

「勿体ない」

と思ってしまった。

うんちは身体からのお便りと言われるくらい大変有難いものには違いないんだけど、

流れていくあいつを眺めながら、もうお前みたいな代物には出会えないかもしれない、という一抹の寂しさを覚えた。

検便の提出日が迫っているこの状況下とはいえ、この感情に気付いたとき、

世の中(人生)には無駄なものはないという

遠藤周作先生の言葉がグッと刺さった。

あんなものだって失ったら勿体ないわけだ。

自分の代わりなんて幾らでもいる、自分はなんて価値のない人間なんだ、自分はなんのために生きているんだ、と自らに問い続けてきたわけだが、

少なくとも先程産み落とした排泄物より自分は価値がある人間だと思う。

あんなものが勿体ないと思われる世の中なら、俺だって、、、

今日からまた僕は前を向いて生きていこうと思う。