こんにちは。

桜水現実(オースイうつつ)です。
 
今回、2泊で広島に行ってきました。
宮島と広島市内とを回ってきました。
 
旅行に行くと、いつも考えることがあります。
 
あー、大人で良かった。
 
本当に心からそう思います(笑)
 
大人だからこそ、
どこか、間違った場所でバスを降りても、
誰かに聞いてやり直せるし、
 
もし何かに乗り遅れて
にっちもさっちも行かなくなっても、
どこかに宿をとることが出来ます。
 
私はお金持ちではないけれど(笑)
もちろん子供の時よりも、自由になるお金は持っているし、
 
緊急事態になれば、
プラスティックマネー(クレジットカード)だって、
えいやっ!と使うことも出来るでしょう。
 
子供の頃の迷子の時の、
あの絶望感はまだトラウマのように覚えています。
 
ほんの何個かのバス停分乗り過ごしただけなのに、
 
田舎のデパートで親とちょっとはぐれただけなのに、
 
あの時味わった絶望感は、
本当に忘れられません。
 
世界中でたった一人になったような
あの絶望感は私だけでしょうか。
 
何かに夢中になって時間を忘れたら、
親や兄弟の手を離していた、、、
 
そのとことん自由だった気持ちから
とことん「一人」へ転落する絶望感…(笑)
 
自由で居ることと、
自由で居たい思いと、
その裏側のリスクを
もしかしたら、「迷子」は教えてくれた
最初の事件かもしれません。
 
田舎のデパートが、
ちょっと広くなっただけで
 
今も少しも変わらないな、なんて
 
ひとり旅をするといつも思います。
 
子供と言うことと、
お金がないと言う両方の心許なさが、
 
大人になって、
少し緩和されただけで、
 
まったく変わりないなと
ひとり旅に出るといつも思います。
 
海外でも、日本でも、
ドキドキしながら、いつも思います。
 
大人で良かった、、、と。
 
涼しい顔をして旅していても、
本当は、初めての見知らぬ土地に、
 
「大人であること」では
まかないきれないぐらいの不安もあったり、
 
また、反対に、
 
分別ある「大人であること」では、
抗えないほどの自由になりたい気持ちもあったり、
 
自由であることは、
常に一人であることが故の不安を伴い、
 
それは、たしかに
人生への思いと交差しているかもしれません。
 
人生と似ているかもしれません。
 
あー、だから
時々のひとり旅を私は好むのか、、、
 
そう思います。
 
大人で良かった。
 
子供だったら、
寒い中、一人でカフェに入れない。
 
子供だったら、
道に迷って、
まーいいか、とタクシーに乗れない。
 
子供だったら、
最終の電車を逃したからと言って、
ホテルに泊まれない。
 
ひとり旅は、
お金のパワーも嫌と言うほど
意識させられて、見せつけられるけれど、
 
私の中で、それ以上の、
いや、それを利用してやるぐらいの
 
自由をえらんでやったんだ!
 
そんな子供みたいな気持ちがあります(笑)
 
自分でも子供っぽいな、と思いますが、
そんな思いが本当にあります。
 
人生の「思い切り」の縮図みたいなものが、
ひとり旅にはあって、
 
なにかと勇気をもらえます。
 
頭を押し付けられそうなこの世の中に、
反発心や反抗心を持ちたくなるような
気持ちをもらえるし、
 
そんな気持ちが時には、
冒険には必要なんだと教えてもらえます。
 
なんのかんのと言いながら
日々の生活のなかで、
 
私は長いものに巻かれていっている
 
そうなのかもしれないけれど、
 
いいや、私は私なりに頑張っているんだぞ!
 
そう言わせてくれるような
一つの救いが、「ひとり旅」にはあるような、
 
そんな気がするのです。
 
 
うつつ
 
 
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