みずみずしいみかん色の
朝日を浴びる時

起き出した街の空気を感じる時

眠りから覚めた鳥の声
木の葉の触れ合い

土のなかののんびりやの虫
首を傾げ立つがんばりやの野草
むっくりとやる気を出した種

すべての世界を渡ってきた風が
私のそばに舞い降りる時

吸って吐いてと繰り返してきた
私の呼吸が
すべてのものと共に
吸って吐いてと繰り返し

吸って吐いて

いつの間にか芽生えたその繋がりに

ほっとする安堵感と
ぐっとくる心強さと
そっとしたくなる大切さが

「みんな仲間」とささやきかける

たやすく感じることが出来てしまう
ひとの孤独の闇

ひざを抱えて座り込みながら
澄ませよ、耳を

遠くの声
遠くの気配


共に未来へと向かう仲間達の
懸命な前進と
一途な明るさ

感じよ、その励ましを
澄ませよ、耳を

共に在る仲間の励ましに




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