皆様、明けましておめでとうございます!


30日に羽田から福岡へ、こちらへは3日に帰って来ました。


いやぁ、田舎の一軒家ほど寒いものはありません。

しかも元旦から雪!


福岡って、九州だけどすごく寒いんです。

玄界灘からの冷たい潮風が吹きこんでくるし、

そのせいで、まあ、おさかなもおいしいんだけど、

とにかく、半端ない寒さで、しかも暖房が効きません!!


昔の家だから、床暖房なんてしゃれたもんもない。

かといって、囲炉裏があるほど、昔の家でもない。

中途半端に昔であるからして、寒い寒い。


私、初めてです。

家の中で、寒いから、と言う理由でワインを飲んだのは・・・。

ロシア人の気持ちがわかった気がしました。


甥っ子や姪っ子がかなり大きくなってきており、

そのせいかしっかりとした質問もするようになってきた。

例えば、


「うつつちゃんは、どうしてけっこんせんと?」

(誰でも大きくなれば結婚できると思っているのだ。この子らは・・・)


とか


「うつつちゃんは、だれと暮らしとうと?」

(ここで、中学生の一番上の姪っ子がすかさず、「一人暮らしやもんね」と

少々憧れを込めた助け舟を出す)


すると


「さみしくないと?」

(「さみしくないよ」と笑顔で答えながら、なぜかちょっと引きつり・・・)


「しごとはなんをしよると?」

「どこに住んどうと?」

「とうきょうで、まいにちなんをしよると?」


しかし、この質疑応答が始まる前に、義姉がピシャリと言った一言。

「女性に歳を聞くのは失礼だからね!!」との念押しが聞いて

皆非常にいい子たちばかりなので

そこのところの核心には誰一人触れず、

ぐるぐるぐるぐと蛇の生殺しのような質問が繰り返された(笑)


そして最後に、今年小学生になったばかりの姪っ子が、目を輝かせて言う。


「わかった!うつつお姉ちゃんは、おばあちゃんの子供やね?」


え??


問題はそこでしたか?

一体今までどこの誰だと思って、お付き合いを頂いていたのでしょうか?


なんとなく年に二回、お手伝いに来て、

なんとなくパパとママとおばあちゃんと親しくて、

それだけで、


手をつないだり

何も言わずに走って来るなり、抱きついて来たり

内緒話をおしえてくれたり

一緒にトイレについてきて、とすり寄ってきたり


家族と言うのは、恐ろしいほどの力を持っていて

しかも問答無用に信用を得ることが出来る。


昔、今中学生の姪っ子がまだやっと歩き始めたころ

一緒にデパートに行ったことがある。

(彼女はずっとアメリカに居たので、私に会ったのはもっと小さいときに一、二回だけだったと思う)

顔を覚えてなかっただろうに、すぐに手をつないできて

何とも言えない感動があったのを覚えている。


こんな小さな手なんて

誰かに連れ去らわれるのであればひとたまりもない。

だけど、100%の信頼をもって、

信頼と言う言葉よりも絶対的な地位をもって

私の手にすっぽり収まるふわふわの柔らかい手が

神様みたいに尊く感じて、

それがなぜか両親のごつごつしたしわだらけの手と重なって

そっと涙を拭いたことを思い出した。


そんなこんなで、寒いお正月を吹き飛ばすあったかいお正月。


一番下の甥っ子(幼稚園)が、

ファンヒーターの前で、ぐにゃぐにゃになって寝ている

やりたい放題の姿に、幸せのかたまりを感じた2013年の幕開け。



桜水現実のサクラサク-neko

家族や友人がみんな健康で、幸せで、心穏やかで

楽しいことをたくさん見つけられる一年でありますように。