奥沢のラ レガラードにて!
~シャトームートンロートシルト~
1970年代を味わい尽くす会
私は未だかつてこんな贅沢な会に参加したことはないのです。
でも、今年は何と言ってもエキスパートに皆様のお陰で合格。
なので、その感謝を込めて?向学の為に、 ボルドーの格付け1級を飲んでみたい!
メンバーはこの方達です!
その他にもまずは泡から…
シャンパーニュ バロン ド ロートシルト
そして白。ロートシルトの白です。
シャトームートンロートシルト エール ダルジャン
天使♪
このお料理に合わせます。
蝦夷鮑とオマール海老、季節野菜のテトリス
アワビの肝を使ったソースが濃厚な白にぴったり。
白は、はちみつや、バターの香り~。
そして、ここからはいよいよ。
シャトームートンロートシルト1978
シャトームートンロートシルト1976
お料理はこの方が参戦
冬の美味 鮟鱇のロースト 赤ワインソース ポロ葱のア ラ クレーム
アンコウがもっちり感が、ワインのなめし皮とか血の香りとよく合う。
赤ワインソースとポロねぎのクレームがまったりと濃くがあって美味しかった☆
そして!
ここからは格付け1級に2級から上がった年1973年と、2級だったころの1972年の飲み比べ。
シャトームートンロートシルト1973
シャトームートンロートシルト1972
1973年はピカソのエチケット☆
そして、お料理はこのオンパレード。
仔羊、フォアグラ、豚肉のパテショーパイ包み焼 クラッシックなソース ペリグー
こちらの二つの赤は若い(と言っても34歳と36歳)よりも苦味があって、
酸味が少なかった。
この苦味が、なんともフォアグラにぴったり!
濃くがあるのに、さっぱりしたこくさっぱりなお料理。
ワインは、キノコ、全ての生物の行きつくところである母なる大地の香り。
ボルドーって、もっと生真面目な融通のきかない人かと思ってた。
ブルゴーニュのほうが自由に生きてるイメージで自由に生きてる分、リスクを負ってて、傷つきやすかったりする。
そう思ってた。
でも、今回あーやっぱりワインは芸術だと思った。
ロートシルトは古きを護りながら、新しさに柔軟に、しかも年齢とともに対応していく聡さを感じる。
傷つきやすいけど、芯がしっかりぶれない包容力満点の男子である。
年代によって、がらりと表情はかえてくるけど、余韻が長くいつまでも会話が楽しめて、さよなら、と別れた後も時々話したことを思い出してしまうような、もしくは思い焦がれてしまうような魅力がある。
だけど、もう二度と会えないのだ…。
同じ年代でも瓶ごとに微妙に個性がちがって、同じ味は一つとしてない。
それが、ワインだから。
大変美味しゅうございました。
桜
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