ちまたに溢れている iphoneね。


これ、すごいと思う。

もう小さなコンピューターと一緒だから、なんでも出来ちゃう。


写真、メール、電話はもちろんだけどさ。

音楽、映画、それから、んと、んと、とにかくいろいろ出来る。


私、全然使いこなせてないです。


あ、そうそう、このブログもiphoneから簡単にUP出来るし、

facebookも、twitterもなんとお気軽なことかっ!


今までの高い敷居が嘘のようです。

「ふぅん、facebookね、ふふん、知ってる知ってる、映画にもなったよねー」

などと、おそるおそる知ったかぶりをしていた頃が嘘のように、

簡単に、お気軽に出来ちゃうんですよ。


しかも、メールも 携帯メールはもちろん、hotmail も gmail も、会社のメールまで簡単に見れちゃう。

ただ、ここにあるんです。


大きな落とし穴がっ!


うちのお客様で、外資系だかなんだか知らないが、

iphoneを自在に操っている人が居て、

わたくしどもが出したメールを外出先で見て、返信を下さる。


例えば、先日、こんなメールを出した。


「○○会社 ○○様


いつもお世話になっております。

先日ご依頼頂きました○○が、本日弊社に届きました。

つきましては、御社にお送りしたいと思っておりますが、宜しいでしょうか。

その場合、大変お手数をお掛けいたしますが、宅急便にて○○様宛にお送り致しますので、

○○様がお受取可能な時間帯を教えて頂ければ幸いです。

宜しくお願いいたします。


○○会社 担当 桜水現実」


一応、きちんとしていると思う。自分で言うのも何だが、メール暦から言ったら、会社員の期間分は実績ありだ。


言っておくと、この人とは最初にお会いして名刺交換してからのメールでは、ファーストコンタクトである。

しかも、この御依頼のブツはちょっと頼まれた訳ありのブツだった。


しかし、


そうして返してきて頂いたメールを見てびっくり!!!


たった一行。


それでいいです


え?

え?え?


いやいや、あなたがそれでいいのかっ!って感じです。


iphoneがお気軽に使えすぎるあまり、会社のメールってこと忘れて、ただの友達宛になってる。

絶対なってる。


わたし、会社関係ね、会社関係あるよ!と、こっちまで変な言葉遣いになっちゃう。


しかも、「それでいいです」の後に○句点もないって、だいたいどんだけ元気ないんだ。


質問にも全く答えてない。

投げたボールを受取ったように見せかけて、いきなり、別のポケットから自分のボール出して投げ返してきた感じである。


しかし・・・である!


その後、数回のやりとりのあと、やっとブツを送り、送った報告のメールの返事がまたすごかった。


どうもありがとうございまし


もう・・・


もうここまで来ると、ちょっと逆に落ち着いてくる。


真剣に最後の「」がどこかに落ちてないか、探したくなる。

とりあえず、深呼吸して、「この人はすっごく忙しい人なんだろうな」と思いを馳せてみた。

むしろ、ちょっとドキドキするぐらい、この人のことを真剣に考えてみた。


でも、やっぱりわからない。


で、結構待ってみたけれど、最後の「」は、送られてこなかった・・・。


案外多いらしいiphoneのこの手の勘違いメール。

急に iphoneからの返信だと、会社がらみでも、フランクになったりする。

お手軽になりすぎ。


しかも、パソコン来る返信は、時々文字化けしているので、何かの呪いか、と思うときがある。


世の中、便利が一番だけど、便利に逆に便利に使われてりゃ、世話ない。


他人事じゃないわ。

そういえば、だんだんメールもただの用件だけになってきている。

送るほうは、その件に向かってまっしぐらなんだけれど、

受取るほうは、日々の生活の中で受取るのだ。

掃除をしていたり、仕事をしていたり、それから、料理をしていたり、子供の御守をしていたり、

だから、いきなり用件だと早くていいときもあるけど、日本語にはいい言葉があったりする。


ぶしつけ


ちゃんと考えようね。

と、自分にも言い聞かせている今日この頃。


そういえば、iphoneとは関係ないが、どう対処していいかわからないすごく丁寧なメールをもらった。


「お手数ですが、お時間のあるときで結構ですので、至急送ってくださいませ」


メールって面白いね。