よく前世があるとかいうけれど、私は遠い昔のご先祖さま一人一人からいろんな細胞を受け継いでいるわけで、きっと脳細胞も数え切れない中に数えきれないご先祖さまの細胞を受け継いでいるのだと思う。

そしてその中には当然記憶も一緒に入り込んでいて。


その記憶のかけらたちが、ふとした瞬間に何かに触発されて急に思い出したような感覚になる。

それが前世なのかな、と漠然と思っている。


でもよく特番で、小さいのに母国語ではない言葉をすらすら話したりできる子がいる映像なんかを見ると、やっぱり前世ってあるのかなと気持ちが揺らぐ。


うちから100mも行かない場所に、昔遊郭があった。近くに池もあった。

そしてよくその池に身投げしてしまう悲しい女の人たちがいたという。

もし本当に前世があるのなら、私はきっと身投げしてしまった女の人たちの中の一人ではないかな、と思えることが最近いろいろある。


不思議なことだらけで、確実なことなんてとっても少ない。