みなさんこんにちわ、私が今ご紹介いただいた肥田舜太郎、内科医の医者、94歳ですからあんまり確かなように話す事も出来ないかもしれませんが、皆さんがまだ知られていない広島長崎原爆の本当の被害の中身を短い時間ですがお知らせします。ご承知のように原子爆弾は放射線のエネルギーを元にした爆弾です。今までの世界中の人々が持っていたどんな兵器とも全く違う放射線と言うものを燃料に使って爆発させる。
被害を受けた人は火傷や爆風で吹き飛ばされる以外に、放射線が人間の体を色々壊します。いわゆるピカをうけた人は頭の毛が抜けたり、血を吐いたり、紫色の斑点が出たり…特殊な5つの症状で、直後に頭の上で爆発した放射線を浴びた人はたくさん死にました。
ところが放射線は爆発したその町に残っていて、一つは地面の上に降り積もってた放射線の粒子を人々もそこで触れたり埃として吸込んだりする。水源の水の中にいったのを飲む。キノコ雲の黒い煙は爆発の時酸化しなかった生のままのプルトニウムやウラニウムと言う放射線の粒が、いっぺん成層圏まで舞い上がって、またその重みで降って来る。
だから後から親父を捜しに町に入った、4日後に妹や弟の様子を見に入った人が、爆発とは何の関係もない人が、後から町に入ったために、広島までも長崎でも、今の医学で診断出来ない不思議な病気が起こって大変苦しみました。
大部分の被曝者が丁度今から10年くらい前から今もそうですが、50年60年経ってから癌や白血病と言う悪性の病気で今ドンドン死んでいます。つまり戦争の終わりに被曝をした人が、60年も生きて、生きてた間も健康に過ごせたのではなく、しょっちゅう病院に通い入退院を繰り返し、だけども病気の本体はよくわからない。そう言う事で苦しんだ人が最後は癌や白血病で命を取られる。放射線はそう言う性質を持っているんです。
ところが落としたアメリカは直接ピカを浴びて、火傷をしたり大怪我をした人達が、そういう強い放射線で殺された被害は隠すことが出来ないのでそのまま認める。ところが、後から町に入った人が色んな病気で苦しんだ事は、その患者や診た医者が原爆の事を悪くいうためにそれはデマを飛ばしてるんであって、体に入るわずかな放射線は体に害はないと言う事を、丁度広島に原爆を落とした一ヶ月と2日目、9月の8日の日にアメリカの原爆を作ったトップから二番目という偉い軍人が来て、まだマッカーサーが日本に上陸する前に帝国ホテルのロビーで外国から来てるジャーナリストを集め、微量の放射線は体に入っても何の害がないのだと世界に伝えさせ日本の政府にもそれを承知しろ、と。広島長崎の被害を受けた被曝者は、アメリカの原子爆弾の重要機密の一部を自分の体で知ったわけだから、それはアメリカの軍事機密だから話してはいけない。書いて残してもいけない、写真や絵にしてもいけない。それが日本の占領計画の最初に宣伝したのですね。
だから広島長崎で被爆をして、兄弟も親も皆死んじゃった、財産も無くなった、行き場も無い、その辺でたくさん倒れて寝っ転がったたくさんの被曝者が、「とても今困ってます。助けて下さい」ということが言えなくなった。アメリカが日本に原爆を投下した事も大変な害悪ですけど、それにもまして戦争が終わって自分の落とした爆弾で、医学でどうしようもないという大変な病気を負っている被曝者に、生きる道を閉ざすような大変な悪い事をアメリカはしました。それは自分だけが持っている原爆と言う新しい爆弾の秘密をよその国に漏れる事を非常に恐れたから。
皆も知ってるようにアメリカ軍は戦争が終わってから7年間、鉄砲を持った兵隊で実際に軍事占領しました。私達は戦争に負けた上に、食べるものも無い、うちも焼けて無いと言う日本の国を新しく作るために一生懸命働きました。
私は医者ですから、自然に被曝者をたくさん見る事になります。日本の医者の殆どはアメリカの言う事をそのまま信じて、後から町に入った被曝者が、かったるくて動く事が出来ない。他は何ともないのに、元気に働いていたらある日突然大変なだるさが起こって会社に行けなくなった。3日も4日も続いて(?)やっと体が軽くなったから会社に行ったら、翌月また同じ症状になって要するに会社や工場で働き続ける事が出来なくなった。当時の医者は皆そうですが、特に広島長崎の医者は特に被曝者を特に一生懸命よく見る医者は、アメリカに含む所があるのかと、アメリカから目をつけると言われ、被曝者を親切に見る事も困難になった。
つまり特府の軍隊に占領されて自分の国の政府も役人も何の役にも立たなくなった、そう言う状態に私達日本人は一度7年間苦しみを味わいました。私は銀座で酔っぱらったアメリカ兵隊が数人で公然の場所で日本の女性をレイプする現場を見たことがあります。日本の警官が側で立っていてもちょっとでも手をつければ殴り殺される。そう言う洗礼を我々は受けたのです。
しかも今の医学では全く診断も治療も出来ない原爆病と言う病気。この病気の患者を研究する事も日本の学者は禁じられました。日本の政府は困っている被曝者を何とか生活させるために、法律を作って、何とか援護をすると言う事も禁じられました。彼らはアメリカの軍事機密を知っているアメリカから見ればまだ敵国の国民なんだ、それを日本政府が特別に面倒見る事は許されない。そう言う占領が続いたのです。でもそれはもう7年前に終わりました。でもその後もう皆が知っている日米安保条約というのが出来て、日本の政府は今でも、日本を守ってくれるアメリカの核兵器が不利になるような運動は一切してはいけない、と言う、まだ今の政府はそう言う方針を持っています。
私が今言いたいのは、皆さん東北で福島の原発が事故を起してたくさんの人が家にも帰れない、せっかくいたら外へ出て行けと言われる目に遭ってます。原発のただもれてくる放射線の原子爆弾で皆が浴びる放射線と原爆で浴びる放射線は全く同じものです。
だから事故を起してこれを止められない。皆さんはたくさんエネルギーを知っている。一番目にするのは火。マッチの火、これはエネルギーですね。マッチももみ消せば消せる。ライターもスイッチをこすれば消えてしまいますね。あらゆるエネルギーは消すことが出来ます。
ところが、放射線のエネルギーは絶対消すことができないんです。あれほどの事故を起したあの原子力発電所の原料のウラニウムはそのまま熱を持って燃え続ける事を人間は消す事が出来ないんです。そう言う難しいエネルギーを特別な科学の方法で無理矢理引っ張り出した。引っ張り出したことはいいけれども、まず最初に人殺しの爆弾に使った。その機械が戦争が終わり、工場はもう原爆を作りつづけなくて良くなった。なので何とか使えないかと無理矢理電気を起す機械にして世界に売ったわけですね。それを日本が買わされてとびついて電気を起こし始めた。事故が起きなけりゃいいんですよ。今度みたいに一辺事故が起きたらもう、そうしようもないの、あれ。埋めちゃうわけにもいかん。海に放り込むわけにもいかん。どうしようもない、出っぱなしです。放射線は。だから毎日ずーっとわずかだけど朝から晩まであの工場の屋根から空中に出て行く、水の中にまで出る、無くならないんですから。貯まるんです。ドンドン。だから東北の工場の真上にどんどん出る。放射線はそのまま風に乗って好きな所にいく。地面に降る。降ったら地面に留まってそこはもうお米も作れない、商売に使えない。そばに行けば被曝します。
今日本の国は東北と言う部分だけ破壊されてしまった。極端に言えばそう言う状態が起こって、ところがテレビに出て来て知ったような解説をする学者はたくさんいます。彼らは放射線を作る側。アレを作るのは簡単には出来ないんですね。あれを作る側の学問をして来た人間が出ている。ところがその放射線が人間に当たって人間にどんな変化が起きるか彼らは知らない。だから「直ちに心配な事は起きない。」
しかし現に東北ではもう下痢が始まっています。さっきここに出られた方ものかたもお母さんも妹も弟も自分も下痢が始まったとおっしゃいました。最初の症状の一つに下痢が始まります。これは今の普通のクスリでは止まりません。だから私が今一番心配してるのは、今東北で本当に苦しみ抜いている、長く済んでいた家から遠い不便な所に行って、ボール紙一枚で隔てられた所に行って、もう一ヶ月以上生活している。で、この人達が、舐めた苦しみは今の所は不便な所で寝ているってこと、年寄りや病人が死なれたり、元気なものを含めて放射線の病気が始まってくるのは、恐らく秋から来年の春たくさん出て来るだろうとと私は想像しています
でも仮に病気になった人を私の病院に入れて私のとこに来た患者さんを放射能の影響ですと証明する学問はまだ無いんです。これが泣き所です。だから人をああ言う目に遭わせて殺した側は完全犯罪です。30年後に癌で死んで、私はあの時にあの被曝をしたからこの病気になったんだとなんぼ言っても証拠をあげられない。今の医学はまだそれを見つけるとこ迄行ってない。
理由は簡単なんです。あの放射線の粒の大きさは皆さんが持ってる定規の一番小さな目盛り1ミリメートルです。その1ミリメートルのの60億分の1の大きさがウラニウムの直径なんです。で、それが体に入って悪さをする。今の医学は人間の体を分解して細胞と言う命の一番小さな単位の所で病気を見つける。これが60億分の1のところで病気を起していると言うのが見つける方法を持ってない、直す方法も無ければ消す個とも出来ないと言う特別なエネルギーを選んで日本人の国の中で電気を起こす必要があるのかってことなんです。
皆知らないから、あの方法の方がたくさん電気が起こるんだとか、他の奴より地球の空をあったかくしない温暖化を防ぐ、上手い事言われて何となくそれで出来る電気の恩恵を受けてのうのうとしているけれども、駿河の原発の一つが今もし事故を起せば、広島はひとたまりも無くその影響の中に入ります。
だから私達は勿論、核兵器は二度ともう作ってはいけないし、使ってもいけない、と申します。だけども、こうなってみれば、原発だってもう許す事は出来ない。私達の仲間の日本人がひとたび事故を起せば何百万人と言う人が今東北で苦しむ。あの姿は皆さんの明日ではないと言う事は誰も言いきれない。だから放射能、放射線と言うものは、まだ人間が自由にコントロール出来ないエネルギーなんですから、これはもう掘り出す事もやめる、勿論これを使う事も辞めると言うことが人類全体が長生きするために世界中でこれをやらないといけない。
政府があの原発の事故起した所から20キロ30キロの所の人は、悪いけど立ち退いて下さい、やっと言いましたね。アメリカはこのニュースを聞いた時に二万人いるアメリカ人に80キロは慣れた所に逃げろとアメリカは言ってるんですね。もう翌日それを発表してるの。それからフランスもドイツも日本に派遣してる特派員に12日の朝には本国から、大阪まで逃げろと東京の特派員は全部それを言われてます。つまりそれだけ逃げていなければ、お前の将来は危ないよと言う事をフランスもドイツもアメリカもよく知ってるからちゃんとそう言う放送をするんです。日本政府はひと月ふた月やっと20キロ、30キロの所をおそるおそる、あんた向こうへ行って下さい、なんてトボケた事をやっている。
つまりなんにも知らないんですよ日本政府は。金儲けだけなんですよ。
だから私は今日わざわざ広島にやって来てこの中には山口県の新しく出来る原発反対に協力をしている若い方が一杯いると聞きました。私も広島陸軍病院にいた頃に上関の夫人達の健康診断を頼まれて、一度あの、当時は村でしたけど、あそこへ行った事があります。穏やかな非常に景色のいい、お魚の非常に美味しい所ですね。その漁場を追われて、上関の人は今本当に真剣になって、東電グループ中電グループ、電気会社に反抗して戦っています。どうか力負けしてだんだん向こうの方が有利になってるようですが、今度の事件があったので会社が強引に進めるのをちょっと今休んでるようですね。
だからこれから日本の国民の戦い方一つで日本の国から原発は追い出すことが出来ると私は思っております。そしてそう言う力を集めて核兵器も絶対に世界から無くす。
皆さんは暢気な顔をしているけれど、今の政府民主党の議員の中に、日本も原爆を持てと言う議員が60%越えているんですね。日本が核兵器を持ってもう一度よその国とケンカをすると、言う事を考えている議員が全体の中で50%をもう超えているんですよ。
だから皆さんが、これからの自分たちの生涯、これから皆さんが持つ子供、孫、その上に放射線の恐ろしさや不安を絶対に感じさせないような国に作り替える。これが私は一番大切な事だと思っております。どうぞ長い事ご苦労様でした。
なんだかさ、日本って全然独立国家じゃないんだよね。
わかってはいたけど、つくづく感じる今日この頃よ。
こんなにジャイアンに便利なのび太のままでは悲し過ぎるからね。
声出していきたいものだ。
94歳に負けないように。
被害を受けた人は火傷や爆風で吹き飛ばされる以外に、放射線が人間の体を色々壊します。いわゆるピカをうけた人は頭の毛が抜けたり、血を吐いたり、紫色の斑点が出たり…特殊な5つの症状で、直後に頭の上で爆発した放射線を浴びた人はたくさん死にました。
ところが放射線は爆発したその町に残っていて、一つは地面の上に降り積もってた放射線の粒子を人々もそこで触れたり埃として吸込んだりする。水源の水の中にいったのを飲む。キノコ雲の黒い煙は爆発の時酸化しなかった生のままのプルトニウムやウラニウムと言う放射線の粒が、いっぺん成層圏まで舞い上がって、またその重みで降って来る。
だから後から親父を捜しに町に入った、4日後に妹や弟の様子を見に入った人が、爆発とは何の関係もない人が、後から町に入ったために、広島までも長崎でも、今の医学で診断出来ない不思議な病気が起こって大変苦しみました。
大部分の被曝者が丁度今から10年くらい前から今もそうですが、50年60年経ってから癌や白血病と言う悪性の病気で今ドンドン死んでいます。つまり戦争の終わりに被曝をした人が、60年も生きて、生きてた間も健康に過ごせたのではなく、しょっちゅう病院に通い入退院を繰り返し、だけども病気の本体はよくわからない。そう言う事で苦しんだ人が最後は癌や白血病で命を取られる。放射線はそう言う性質を持っているんです。
ところが落としたアメリカは直接ピカを浴びて、火傷をしたり大怪我をした人達が、そういう強い放射線で殺された被害は隠すことが出来ないのでそのまま認める。ところが、後から町に入った人が色んな病気で苦しんだ事は、その患者や診た医者が原爆の事を悪くいうためにそれはデマを飛ばしてるんであって、体に入るわずかな放射線は体に害はないと言う事を、丁度広島に原爆を落とした一ヶ月と2日目、9月の8日の日にアメリカの原爆を作ったトップから二番目という偉い軍人が来て、まだマッカーサーが日本に上陸する前に帝国ホテルのロビーで外国から来てるジャーナリストを集め、微量の放射線は体に入っても何の害がないのだと世界に伝えさせ日本の政府にもそれを承知しろ、と。広島長崎の被害を受けた被曝者は、アメリカの原子爆弾の重要機密の一部を自分の体で知ったわけだから、それはアメリカの軍事機密だから話してはいけない。書いて残してもいけない、写真や絵にしてもいけない。それが日本の占領計画の最初に宣伝したのですね。
だから広島長崎で被爆をして、兄弟も親も皆死んじゃった、財産も無くなった、行き場も無い、その辺でたくさん倒れて寝っ転がったたくさんの被曝者が、「とても今困ってます。助けて下さい」ということが言えなくなった。アメリカが日本に原爆を投下した事も大変な害悪ですけど、それにもまして戦争が終わって自分の落とした爆弾で、医学でどうしようもないという大変な病気を負っている被曝者に、生きる道を閉ざすような大変な悪い事をアメリカはしました。それは自分だけが持っている原爆と言う新しい爆弾の秘密をよその国に漏れる事を非常に恐れたから。
皆も知ってるようにアメリカ軍は戦争が終わってから7年間、鉄砲を持った兵隊で実際に軍事占領しました。私達は戦争に負けた上に、食べるものも無い、うちも焼けて無いと言う日本の国を新しく作るために一生懸命働きました。
私は医者ですから、自然に被曝者をたくさん見る事になります。日本の医者の殆どはアメリカの言う事をそのまま信じて、後から町に入った被曝者が、かったるくて動く事が出来ない。他は何ともないのに、元気に働いていたらある日突然大変なだるさが起こって会社に行けなくなった。3日も4日も続いて(?)やっと体が軽くなったから会社に行ったら、翌月また同じ症状になって要するに会社や工場で働き続ける事が出来なくなった。当時の医者は皆そうですが、特に広島長崎の医者は特に被曝者を特に一生懸命よく見る医者は、アメリカに含む所があるのかと、アメリカから目をつけると言われ、被曝者を親切に見る事も困難になった。
つまり特府の軍隊に占領されて自分の国の政府も役人も何の役にも立たなくなった、そう言う状態に私達日本人は一度7年間苦しみを味わいました。私は銀座で酔っぱらったアメリカ兵隊が数人で公然の場所で日本の女性をレイプする現場を見たことがあります。日本の警官が側で立っていてもちょっとでも手をつければ殴り殺される。そう言う洗礼を我々は受けたのです。
しかも今の医学では全く診断も治療も出来ない原爆病と言う病気。この病気の患者を研究する事も日本の学者は禁じられました。日本の政府は困っている被曝者を何とか生活させるために、法律を作って、何とか援護をすると言う事も禁じられました。彼らはアメリカの軍事機密を知っているアメリカから見ればまだ敵国の国民なんだ、それを日本政府が特別に面倒見る事は許されない。そう言う占領が続いたのです。でもそれはもう7年前に終わりました。でもその後もう皆が知っている日米安保条約というのが出来て、日本の政府は今でも、日本を守ってくれるアメリカの核兵器が不利になるような運動は一切してはいけない、と言う、まだ今の政府はそう言う方針を持っています。
私が今言いたいのは、皆さん東北で福島の原発が事故を起してたくさんの人が家にも帰れない、せっかくいたら外へ出て行けと言われる目に遭ってます。原発のただもれてくる放射線の原子爆弾で皆が浴びる放射線と原爆で浴びる放射線は全く同じものです。
だから事故を起してこれを止められない。皆さんはたくさんエネルギーを知っている。一番目にするのは火。マッチの火、これはエネルギーですね。マッチももみ消せば消せる。ライターもスイッチをこすれば消えてしまいますね。あらゆるエネルギーは消すことが出来ます。
ところが、放射線のエネルギーは絶対消すことができないんです。あれほどの事故を起したあの原子力発電所の原料のウラニウムはそのまま熱を持って燃え続ける事を人間は消す事が出来ないんです。そう言う難しいエネルギーを特別な科学の方法で無理矢理引っ張り出した。引っ張り出したことはいいけれども、まず最初に人殺しの爆弾に使った。その機械が戦争が終わり、工場はもう原爆を作りつづけなくて良くなった。なので何とか使えないかと無理矢理電気を起す機械にして世界に売ったわけですね。それを日本が買わされてとびついて電気を起こし始めた。事故が起きなけりゃいいんですよ。今度みたいに一辺事故が起きたらもう、そうしようもないの、あれ。埋めちゃうわけにもいかん。海に放り込むわけにもいかん。どうしようもない、出っぱなしです。放射線は。だから毎日ずーっとわずかだけど朝から晩まであの工場の屋根から空中に出て行く、水の中にまで出る、無くならないんですから。貯まるんです。ドンドン。だから東北の工場の真上にどんどん出る。放射線はそのまま風に乗って好きな所にいく。地面に降る。降ったら地面に留まってそこはもうお米も作れない、商売に使えない。そばに行けば被曝します。
今日本の国は東北と言う部分だけ破壊されてしまった。極端に言えばそう言う状態が起こって、ところがテレビに出て来て知ったような解説をする学者はたくさんいます。彼らは放射線を作る側。アレを作るのは簡単には出来ないんですね。あれを作る側の学問をして来た人間が出ている。ところがその放射線が人間に当たって人間にどんな変化が起きるか彼らは知らない。だから「直ちに心配な事は起きない。」
しかし現に東北ではもう下痢が始まっています。さっきここに出られた方ものかたもお母さんも妹も弟も自分も下痢が始まったとおっしゃいました。最初の症状の一つに下痢が始まります。これは今の普通のクスリでは止まりません。だから私が今一番心配してるのは、今東北で本当に苦しみ抜いている、長く済んでいた家から遠い不便な所に行って、ボール紙一枚で隔てられた所に行って、もう一ヶ月以上生活している。で、この人達が、舐めた苦しみは今の所は不便な所で寝ているってこと、年寄りや病人が死なれたり、元気なものを含めて放射線の病気が始まってくるのは、恐らく秋から来年の春たくさん出て来るだろうとと私は想像しています
でも仮に病気になった人を私の病院に入れて私のとこに来た患者さんを放射能の影響ですと証明する学問はまだ無いんです。これが泣き所です。だから人をああ言う目に遭わせて殺した側は完全犯罪です。30年後に癌で死んで、私はあの時にあの被曝をしたからこの病気になったんだとなんぼ言っても証拠をあげられない。今の医学はまだそれを見つけるとこ迄行ってない。
理由は簡単なんです。あの放射線の粒の大きさは皆さんが持ってる定規の一番小さな目盛り1ミリメートルです。その1ミリメートルのの60億分の1の大きさがウラニウムの直径なんです。で、それが体に入って悪さをする。今の医学は人間の体を分解して細胞と言う命の一番小さな単位の所で病気を見つける。これが60億分の1のところで病気を起していると言うのが見つける方法を持ってない、直す方法も無ければ消す個とも出来ないと言う特別なエネルギーを選んで日本人の国の中で電気を起こす必要があるのかってことなんです。
皆知らないから、あの方法の方がたくさん電気が起こるんだとか、他の奴より地球の空をあったかくしない温暖化を防ぐ、上手い事言われて何となくそれで出来る電気の恩恵を受けてのうのうとしているけれども、駿河の原発の一つが今もし事故を起せば、広島はひとたまりも無くその影響の中に入ります。
だから私達は勿論、核兵器は二度ともう作ってはいけないし、使ってもいけない、と申します。だけども、こうなってみれば、原発だってもう許す事は出来ない。私達の仲間の日本人がひとたび事故を起せば何百万人と言う人が今東北で苦しむ。あの姿は皆さんの明日ではないと言う事は誰も言いきれない。だから放射能、放射線と言うものは、まだ人間が自由にコントロール出来ないエネルギーなんですから、これはもう掘り出す事もやめる、勿論これを使う事も辞めると言うことが人類全体が長生きするために世界中でこれをやらないといけない。
政府があの原発の事故起した所から20キロ30キロの所の人は、悪いけど立ち退いて下さい、やっと言いましたね。アメリカはこのニュースを聞いた時に二万人いるアメリカ人に80キロは慣れた所に逃げろとアメリカは言ってるんですね。もう翌日それを発表してるの。それからフランスもドイツも日本に派遣してる特派員に12日の朝には本国から、大阪まで逃げろと東京の特派員は全部それを言われてます。つまりそれだけ逃げていなければ、お前の将来は危ないよと言う事をフランスもドイツもアメリカもよく知ってるからちゃんとそう言う放送をするんです。日本政府はひと月ふた月やっと20キロ、30キロの所をおそるおそる、あんた向こうへ行って下さい、なんてトボケた事をやっている。
つまりなんにも知らないんですよ日本政府は。金儲けだけなんですよ。
だから私は今日わざわざ広島にやって来てこの中には山口県の新しく出来る原発反対に協力をしている若い方が一杯いると聞きました。私も広島陸軍病院にいた頃に上関の夫人達の健康診断を頼まれて、一度あの、当時は村でしたけど、あそこへ行った事があります。穏やかな非常に景色のいい、お魚の非常に美味しい所ですね。その漁場を追われて、上関の人は今本当に真剣になって、東電グループ中電グループ、電気会社に反抗して戦っています。どうか力負けしてだんだん向こうの方が有利になってるようですが、今度の事件があったので会社が強引に進めるのをちょっと今休んでるようですね。
だからこれから日本の国民の戦い方一つで日本の国から原発は追い出すことが出来ると私は思っております。そしてそう言う力を集めて核兵器も絶対に世界から無くす。
皆さんは暢気な顔をしているけれど、今の政府民主党の議員の中に、日本も原爆を持てと言う議員が60%越えているんですね。日本が核兵器を持ってもう一度よその国とケンカをすると、言う事を考えている議員が全体の中で50%をもう超えているんですよ。
だから皆さんが、これからの自分たちの生涯、これから皆さんが持つ子供、孫、その上に放射線の恐ろしさや不安を絶対に感じさせないような国に作り替える。これが私は一番大切な事だと思っております。どうぞ長い事ご苦労様でした。
なんだかさ、日本って全然独立国家じゃないんだよね。
わかってはいたけど、つくづく感じる今日この頃よ。
こんなにジャイアンに便利なのび太のままでは悲し過ぎるからね。
声出していきたいものだ。
94歳に負けないように。