ぶーぶー


ロサンゼルスLakersと高額で契約したにもかかわらず長い間ふるわなかったRon Artestが宿敵Celticsとの最後の試合、ゲーム7で大活躍し、決勝戦の"MVP (most valuable player"とチームの名監督、Phil Jacksonに言わしめた。彼は、優勝後”I want to thank my psychiatrist"と言って観衆を笑わせた。バスケットボール選手がカウンセラーに会っている? なんだか妙なとりあわせだが、夫曰く、「別に驚くにたらないよ。彼は本当に精神的に不安定だったからね。」クマ


Spain出身の長身選手、Pao Gasolも二年前Celticsに惨敗した時に"too soft"というレッテルを貼られ、今期それを払拭するのにとても苦労した。ヨーロッパ出身だから、

肝心な勝負の時に必要なアグレッシブさが足りない、というわけだ。


そうなのだ。どんなに素晴らしい技術、才能があっても心が不安定だったり、弱気だったりすると実力も発揮できない。最後は精神性がものを言う。

Ron ArtestPao Gasolばかりではない。スター選手、Kobe Briantも優勝後のインタビューで「自分は嘘をついていた。本当は宿敵Celticsとの勝敗をすごく意識していた。以前の同じチームのShaqil O'Nealの記録も意識していた。俺はShackの記録、4回の優勝を破り、5回優勝した!」と怒涛のように告白した。

彼は、NBAファイナルで勝つまでは絶対に笑わない、と断固決意したように終始不機嫌な顔をしていたが、優勝した時はまるで魔法の呪いがとけたように顔全体がぐしゃぐしゃになるまでとろけるよな笑みを浮かべていた。


Kobeは優勝したくてしたくてたまらなかったのだ。きっと、途中で油断しては自分がなしくずしになってしまいそうで怖かったのだ。だからやせがまんをして、心を張り詰め、ずっと試合にだけ神経を集中するようにしてたのだ。



神経集中といえば、同じ事がベテランDerik Fisherにも言える。 シュートがなかなか入らず、シーズン中は批判もされていた彼だが、Celticsとのゲーム5(ボストンで)で主力選手のKobe, Gasolの影が薄くなるほどの大活躍を見せ、チームのピンチを救った。試合後のインタビューで彼は「ただ無我夢中だった。」と涙をこぼした。これが、バスケットボールの「禅の境地ではないだろうか」


本当に欲しいものを手に入れたい時、神経過敏になってプレッシャーに押しつぶされそうになる。周りの期待、批判、自己批判。。克服しなくてはならない壁が本当に沢山ある。結局は自分との戦いなのだろう。自分がスターになりたい、注目されたい、人に批判されて悔しい。。 湧き上がってくる色々な負の感情を乗り越えて、ただ、その時のプレーに集中する、という無我の境地。。それこそが勝負に勝つ、自分に勝つために超えなければいけない大きな壁なのだろう。


まるで雲の上のような存在、出来事だと思っていたNBAバスケットボールとプレイヤーと共感がもてるような気がしたのは私だけだろうか。。


優勝と共に様々な人間模様を見せてくれ、勇気を与えてくれたLos Angeles Lakersに心から感謝したい。



虹ニコニコ