ポン太がお骨で帰宅した
最後にポン太が食べたご飯は鶏ハムだった
小さく割いて口に運ぶとばくっと食いついて・・
そこから
もういらないよ
っと顔をそむけた
翌朝ぐったりして・・
下痢になり・・・下血した
あれ・・呼吸がおかしいな
なにも飲まず、なにも食べず・・・
大量の血便がでたとき・・
あぁ・・旅立ちの準備がはじまったのか・・とおもった
苦しそうな呼吸をし始め・・
ポン太の横のソファーでおーせも過ごした
家で看取ろうと思っていた
たくさん楽しんで、たくさん遊んで目一杯生き切った先に終わりがあるのだから、
自分のタイミングでお逝きなさい
そう思ってた。
でもからだ全部を使って呼吸している姿があまりにも苦しそうで
病院へ運んだほうがいいのだろうか
すごく迷った
わかってた
外へ連れ出したら・・
もう2度とこの家に生きて帰ってくることはない
ポン太の最後の思い出が病院でいいのか・・
もう少し家で過ごせないのか
いや、家で過ごさせることはおーせのエゴなのかな・・
こんなに苦しんでるのに
ムスコと話し合いポン太を病院へ連れて行くことにした
病院に向かう間も涙がでてとまらなかった
「ポン太があまりにも苦しそうなので・・静かに眠らせてあげてほしいんです・・・・」
受付で伝えた
車の中でポン太と待機していると・・・
段々と呼吸が静かになり・・
手足が痙攣をおこした
あぁ・・そうか・・もう・・もう旅立つんだね。
もっと早く苦しさから解放しあげたらよかったよね
診察台に上がった瞬間ポン太の呼吸がとまった
最後にほんの少し心臓が動いてて
その音を聴き終えた先生がひとこといった
「ポン太くんよくがんばったね。」
15kgあったポン太の体重は7kgまで落ちていた
骨が浮き出た体からようやく解放されたんだ。
帰りの車はもっともっっと泣いた
アホかと言うぐらい涙が溢れた
どうして引き伸ばしてしまったのだろう
どうして早く苦しさから解放してあげなかったのだろう・・
なにをやってたとしても
なにをやらなかったとしても後悔が残るのはわかってた
でも、それでも苦しい時間は避けてあげたかった
帰宅するとムスコが
「ママ寝てきなよ、ずっと寝てないでしょ。やっとまとめてねれるんだから、少し休みなよ」
「うん」
でも・・なにも寝られなかった
なんだかまたポン太が動くような気がして何度も何度も手をさすった
だってまだ温かいんだもん。
家を出る前となにが変わったんだよ。
何度も何度も頭を撫でた
何度も何度も声をかけるのに
全然うごかなくて肉球が冷たくなって硬直が始まって
ぎゅーって抱きしめてもポン太の目はどこもなにもみてなかった
なんで動かないんだろう
わかっているのに何度も何度もポン太を見る
自分の生活の視線の先にいつもポン太がいた
いつもの同じ日常なのに、ポン太が動かなかった
ぶたくんが狂ったように泣き始めた
りーくんがぺろぺろとおーせの腕を舐めてきた
あぁ・・もう動いてくれないんだね。
わかってるのに・・
そこにまだいるような気がしていた
アイスノンを体に当て最後の夜を過ごした
朝になっていつもの賑やかな日常の中ポン太だけが動かなかった
触るもの全てが冷たくなっていた
ポン太を最後に抱きしめて車に乗せた
お骨と帰宅するといつものようにみんな集まっていた
いつもの日常にポン太がいなかった
いつもの日常にただポン太だけがいなくなったんだ
そうか、ポン太はもう会えないんだね。
うんとさみしいよ。
うんとさみしいよ。
ポン太、また会える時まであきらと待っててね
必ず見つけるからさ
もっと、遊びたかったよ。
もっと抱きしめたかったよ
もっともっと過ごしたかった
ありがとう。
だいすき
それじゃ、またね。
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