私の名前はふわり
7歳ぐらい

わたし福島からきたの
飯舘村っていうとこ

私の大好きな村
ある日地面が大きく揺れて・・・
すごく大きな音がして
沢山の人がびっくりした顔と・・悲しそうな顔をして
そして・・そしてね
いつも仲良しだったおばぁちゃまとはなればなれになったの
離れてからもね、おばぁちゃま私にあいにきてくれたのよ
おばぁちゃまはおうちに住むことができなくなったけど
わたしのためにいつもごはんを運びに来てくれたの
「原発がね・・って」小さくつぶやくおばぁちゃまはなんだか少しさみしそうだったけど一緒に過ごす時間はとってもしあわせだったの
おばぁちゃまはいつもわたしをたぁくさんたぁくさんかわいがってくれたわ
だけど・・・
おばぁちゃま・・
・・・・・・・こなくなったの。
わたし・・わがまますぎたのかしら
おばぁちゃまとわたしが過ごしたおうちも壊されちゃって・・・
わたし・・おうちがなくなったの。
知らない人がわたしを捕まえて
「あなたがふわちゃんね。おばぁちゃまが亡くなる前に"ふわちゃんのことよろしくおねがいします"っていってたのよ。これからはわたしと一緒に住もうね。あたらしい家族きっと見つけるから。」
って。
おばぁちゃま・・こなかったんじゃないんだね
これなかったんだね。
おばぁちゃま・・・わたしのこと最後まで好きでいてくれたのね
おばぁちゃま・・かわいがってくれてありがとう。
さよならぐらいいいたかったよ
ふわり、おばぁちゃまのこと絶対わすれないよ
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こうしてふわちゃんは、福島でボランティア団体に保護された後、静岡の
という動物愛護団体に引き取られました
そこから我が家にきてくれたのです
先月
の代表をつとめるゆかさんに会うことができました

小さな命と日々向き合い懸命に命を繋いでくれているボランティア団体の方々には本当に頭がさがります。
命のバトン・・最後が森さんでよかった
っとメールがきました。
ふわちゃんは、本当にかわいくて、ちょっと頑固で・・
リリーを困らせて・・
ツンデレで・・・
人にしか見せない顔や
ちいさなこんぶにそそぐ愛情の顔や・・
我が家に大きな変化をもたらせてくれる存在です。
ここにたどり着くまで多くの人の愛情がありました。
多くの人がふわちゃんの命をつないでくれました
本当に・・本当に感謝の気持ちが溢れてきます
新しく家族を迎えようと考えているかた
ぜひ譲渡会へ足を運んでみてください

今週の19日
日曜日富士であります
小さな命のバトン
最後にうけとってみませんか?