それはたった一つのLINEから始まった。
高校時代、ひたすら働き詰めていたおーせにはクラスメイトと何かを作り上げる。
放課後一緒に過ごすという事があまりなかった。
おーせの青春の思い出は「働いていた」だった。
夢だった保育士になるために入学したものの、
子育て、家庭、仕事、勉強の日々はものすごい速さで過ぎていきゆっくり過ごすということができなかった。
授業で人形劇をやると知った時も「これ以上忙しくしないでくれぇ!」という気持ちしかなかった。
でも、グループでやっていくうちに気が付いた。
あぁ、こういう風にグループで何かをするのってこれが最後かも。
なんとなく台本を書いたものの、これをやっても面白くない!!つまらん!!楽しめない!!
そう感じた。
どうせやるなら楽しくやりたいな。
1回目の試演を終え、台本をすべて書き直し、キャラクターを考え・・
冒頭のメールをみんなに送った。
その日からチームでいかに楽しく人形劇を作り上げるかをひたすら考えていた。
チームには人形劇や演劇の経験者はいない。
だからみんなが同じスタートラインに立っていた。
きちんと大道具をつくり、照明、音響をやる。立ち位置を決めて台詞を完璧に覚える。
このスタイルは間に合わないと感じた。
だったら自分たちにしかできないものをやろう!
そう決めた。
できない事があっても責めるのではなくできる部分をとにかく伸ばす。
これを徹底した。
すごい人形劇を作り上げるのが目的ではなく、自分たちの特性をいかし一つの物を作り上げることを楽しむ。
喜びを共感する。
その表現方法として人形劇をつくる。
こう位置付けた。
人それぞれできる事、できない事がある。
「なんでできないの?」その疑問を持つ事はやめた。
その人にしかできないことがある。
いつも言うけど・・
おーせは・・楽譜が読めない。
おーせのにとって音楽の授業は苦痛そのものだった。
楽譜を見ると吐き気がする。それはまるで暗号であり、おーせに何も伝えてはくれなかった。
いつも自分の耳と手の感覚だけが頼りだった。
絶対音感なんてしゃれたものは持っていない。
ただ一生懸命音を探す。
それを弾く。
それを繰り返すうちに、ようやく楽譜に書いてある音の意味が理解できた。
でも未だにリズムを理解するのは困難だ。
ピアニストの父はおーせにピアノの基礎から教え込もうとしたけど、
それを理解するのは難しい事だった。
そんなある日、
父に怒られながら落ち込みピアノを前にして母にいった。
「楽譜が読めないから弾けない。」
母はいった「あなたは、あなたの方法でピアノを弾いたらいい。」
母はできない私を責めることも疑問に持つこともなかった。
そして母はいつも笑っていた。
母の前でピアノを弾くことは楽しい時間だった。
でも母がピアノを弾いている姿は人生の中で一度も見たことがない。
見本を見せなくても自分ができなくても、
やる気や興味のわく言葉掛けがあれば人は動き学び、成長する。
母は魔法の言葉をたくさん持っていた。
そして父はきれいな音色を奏でる魔法の指をもっていた。
二人がいたからこそ、今のおーせのピアノが成り立っている。
だからおーせもこの人形劇を作り上げるために必要なのは厳しく追い込むことではなく、
日々楽しさを提供する事だと思った。
それと同時に今やっていることは必ず保育の現場や社会でも役に立つって思ったんだ。
相手は自分とは違うという認識を常に持ち、
すべてを受けいれ個性を伸ばす力を自分が身につければいい。
1回目の試演で先生に「人形一つ一つの性格や設定をつくるといいよ」とアドバイスされた時、
ゼロから作り上げ演じるのは無理だと感じた。
ならば、その人が持っているキャラクターを人形に吹き込めばいい。
どんな性格がいいかな・・
どんな設定にしたい?
すぐ答える子もいれば全く答えない子、「なんでもいい」と言う子。
意見を言わないからイラつくのではなく、
それは、それこそがキャラクターだと理解した。
個性を最大限に出す。
それこそがキャラクター作りだった。キャラクターを作り上げる、
それは相手を知る事。チームメイトを知る事だった。
本当に楽しい時間だった。
怒る必要はない。押し付ける必要もない。
誰の上に立っているわけでもなく、誰の下に立っているわけでもない。
一人一人が自分の出せる力を出すだけ。
とてもシンプルだった。
そして、面白くないことは、面白いと感じられる方法に替えた。
発声練習も、元気な歌を歌うことで、口を開き声をだす。
踊ることで体を温める。
お笑いショートコントもやった。
これをやることで、心底笑うとはどんな状態かを知ることができる。
そして自分の内面を相手に知ってもらうことができる。
笑うことで緊張をほぐす。
本番当日も遅刻してくるノンキーズたちと元気いっぱいに歌を歌い、
小さな音楽室でみんなで笑い・・
舞台裏の最後の最後ですらバカなことをやっていた。
最後に声を掛けた。
「セリフを言おうとしなくていい。日常の会話、リアクションをそのまま言葉に出せばいい。びっくりしたらびっくりしたと、セリフを忘れたら「何言うか忘れちゃった!!あははぁ!!」っとハッキリ言ったらいい。間違えたら「間違えちゃったぁ!!」って言ったらいい。そしたら、それが人形劇になるから!!」
本番の15分間は今までで最高の出来だった。
楽しい劇をつくるには本人たちが楽しむことなんだな・・
最後の1か月間は毎日笑っていた。
最優秀賞と言われた時は涙があふれた。
最高のチームメイトに囲まれた、そして最高の思い出を手に入れた。
それは願っても手に入らなかった青春の思い出だった。
人形劇を作り上げる。この機会を提供してくれた先生に本当に感謝したい。
そして、いつも笑いを提供してくれたチームメイトに心の底から感謝を伝えたい。
本当にありがとう。
みんなだいすき。
世界のお花好きにはたまらないひとつ・☆
かわいさをぎゅっとつめこんだよ!!
ぜひ自宅のリビングに
贈り物に←出産祝いでの贈り物としてもすっごく喜ばれます
高校時代、ひたすら働き詰めていたおーせにはクラスメイトと何かを作り上げる。
放課後一緒に過ごすという事があまりなかった。
おーせの青春の思い出は「働いていた」だった。
夢だった保育士になるために入学したものの、
子育て、家庭、仕事、勉強の日々はものすごい速さで過ぎていきゆっくり過ごすということができなかった。
授業で人形劇をやると知った時も「これ以上忙しくしないでくれぇ!」という気持ちしかなかった。
でも、グループでやっていくうちに気が付いた。
あぁ、こういう風にグループで何かをするのってこれが最後かも。
なんとなく台本を書いたものの、これをやっても面白くない!!つまらん!!楽しめない!!
そう感じた。
どうせやるなら楽しくやりたいな。
1回目の試演を終え、台本をすべて書き直し、キャラクターを考え・・
冒頭のメールをみんなに送った。
その日からチームでいかに楽しく人形劇を作り上げるかをひたすら考えていた。
チームには人形劇や演劇の経験者はいない。
だからみんなが同じスタートラインに立っていた。
きちんと大道具をつくり、照明、音響をやる。立ち位置を決めて台詞を完璧に覚える。
このスタイルは間に合わないと感じた。
だったら自分たちにしかできないものをやろう!
そう決めた。
できない事があっても責めるのではなくできる部分をとにかく伸ばす。
これを徹底した。
すごい人形劇を作り上げるのが目的ではなく、自分たちの特性をいかし一つの物を作り上げることを楽しむ。
喜びを共感する。
その表現方法として人形劇をつくる。
こう位置付けた。
人それぞれできる事、できない事がある。
「なんでできないの?」その疑問を持つ事はやめた。
その人にしかできないことがある。
いつも言うけど・・
おーせは・・楽譜が読めない。
おーせのにとって音楽の授業は苦痛そのものだった。
楽譜を見ると吐き気がする。それはまるで暗号であり、おーせに何も伝えてはくれなかった。
いつも自分の耳と手の感覚だけが頼りだった。
絶対音感なんてしゃれたものは持っていない。
ただ一生懸命音を探す。
それを弾く。
それを繰り返すうちに、ようやく楽譜に書いてある音の意味が理解できた。
でも未だにリズムを理解するのは困難だ。
ピアニストの父はおーせにピアノの基礎から教え込もうとしたけど、
それを理解するのは難しい事だった。
そんなある日、
父に怒られながら落ち込みピアノを前にして母にいった。
「楽譜が読めないから弾けない。」
母はいった「あなたは、あなたの方法でピアノを弾いたらいい。」
母はできない私を責めることも疑問に持つこともなかった。
そして母はいつも笑っていた。
母の前でピアノを弾くことは楽しい時間だった。
でも母がピアノを弾いている姿は人生の中で一度も見たことがない。
見本を見せなくても自分ができなくても、
やる気や興味のわく言葉掛けがあれば人は動き学び、成長する。
母は魔法の言葉をたくさん持っていた。
そして父はきれいな音色を奏でる魔法の指をもっていた。
二人がいたからこそ、今のおーせのピアノが成り立っている。
だからおーせもこの人形劇を作り上げるために必要なのは厳しく追い込むことではなく、
日々楽しさを提供する事だと思った。
それと同時に今やっていることは必ず保育の現場や社会でも役に立つって思ったんだ。
相手は自分とは違うという認識を常に持ち、
すべてを受けいれ個性を伸ばす力を自分が身につければいい。
1回目の試演で先生に「人形一つ一つの性格や設定をつくるといいよ」とアドバイスされた時、
ゼロから作り上げ演じるのは無理だと感じた。
ならば、その人が持っているキャラクターを人形に吹き込めばいい。
どんな性格がいいかな・・
どんな設定にしたい?
すぐ答える子もいれば全く答えない子、「なんでもいい」と言う子。
意見を言わないからイラつくのではなく、
それは、それこそがキャラクターだと理解した。
個性を最大限に出す。
それこそがキャラクター作りだった。キャラクターを作り上げる、
それは相手を知る事。チームメイトを知る事だった。
本当に楽しい時間だった。
怒る必要はない。押し付ける必要もない。
誰の上に立っているわけでもなく、誰の下に立っているわけでもない。
一人一人が自分の出せる力を出すだけ。
とてもシンプルだった。
そして、面白くないことは、面白いと感じられる方法に替えた。
発声練習も、元気な歌を歌うことで、口を開き声をだす。
踊ることで体を温める。
お笑いショートコントもやった。
これをやることで、心底笑うとはどんな状態かを知ることができる。
そして自分の内面を相手に知ってもらうことができる。
笑うことで緊張をほぐす。
本番当日も遅刻してくるノンキーズたちと元気いっぱいに歌を歌い、
小さな音楽室でみんなで笑い・・
舞台裏の最後の最後ですらバカなことをやっていた。
最後に声を掛けた。
「セリフを言おうとしなくていい。日常の会話、リアクションをそのまま言葉に出せばいい。びっくりしたらびっくりしたと、セリフを忘れたら「何言うか忘れちゃった!!あははぁ!!」っとハッキリ言ったらいい。間違えたら「間違えちゃったぁ!!」って言ったらいい。そしたら、それが人形劇になるから!!」
本番の15分間は今までで最高の出来だった。
楽しい劇をつくるには本人たちが楽しむことなんだな・・
最後の1か月間は毎日笑っていた。
最優秀賞と言われた時は涙があふれた。
最高のチームメイトに囲まれた、そして最高の思い出を手に入れた。
それは願っても手に入らなかった青春の思い出だった。
人形劇を作り上げる。この機会を提供してくれた先生に本当に感謝したい。
そして、いつも笑いを提供してくれたチームメイトに心の底から感謝を伝えたい。
本当にありがとう。
みんなだいすき。
LOVE U
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かわいさをぎゅっとつめこんだよ!!
ぜひ自宅のリビングに
贈り物に←出産祝いでの贈り物としてもすっごく喜ばれます
クリスマスプレゼントにも最高