こどもを叱るときおーせはものすごく怖い顔をする。


「せんせい、いますごくおこっています。」


怖い顔をして、子どもの小さな手をおーせの手の間にはさみ


「このおてて、今すごくわるいことしたのよ。」


っていうの。


おーせは子どもの人格を否定したくない。


悪い子で生まれてくる子なんていないんだから。


「あなたはすごく悪い子!!」

「せんせい、あなたが嫌いです!!」

なんていったら、子どもの逃げ場がなくなってしまう気がするから・・


「おともだちをたたいたりするのはすごくいけないことよ、せんせい、そういうのスキじゃないなぁ・・」



いけない部分だけを教えてあげる。


感情にまかせて怒鳴り散らすのは叱るではなくて、八つ当たりだとおもうから。


短く簡潔に、叱る。


怒りっぱなしや、子どもの心を傷つける自己中心的な怒りは、

こころに届かない。


こころを塞いでしまうだけだと思う。


叱ったあと、必ずいう、


「せんせい、あなたのことだいすきよ。」


ごめんなさいがきちんといえたら、ぎゅーっと抱きしめていつもよりもっともっと優しい顔をして、


「だいすきよ」 っていうの。



「せんせい、あなたがとーーってもやさしいって知ってるよ。」


「きょうはやさしい気持ちはおうちでおるすばんしているのかな・・?」


そんなことを沢山話しながら、こどもが落ち着くまで、おめめを見てぎゅーーってずーーっとするの。


叱られたら、何がいけなかったのか分かって欲しい。


そして、愛されてることと、許されること知って欲しい。


保育の仕事は楽しいけど、悩むところも沢山。


とくに叱ることや、しつけに関しては、とにかく先生同士で話し合う。


今日の叱り方は正しかったのかな・・

傲慢ではなかったかな・・・

他に言葉はなかったのかな・・

叱るより前に何かできることはなかったのかな・・


「絶対正しい」っていうやり方は無いと思う。


その時々で、叱る相手、タイミング、感情がちがうんだもん。


でも、どんなときでも子どもたちには「愛されてる」ということを分かってて欲しいと思ってるんだ。。


毎日新しい朝がきて、つぎつぎと色々なことを学んでいく大切な時期。


人は言葉だけじゃ育たない。


言葉の中の愛情で、こころが育っていくんだと思う。


こころが豊かなら小さな幸せを見つけられる。


こころが貧しいと、妬み、憎しみがうまれてしまう。


おーせの “あいしてる” こどもにちゃんと伝わっているといいなぁ。


月曜から、またこどもと愛情の交換してくるね。


☆おやすみ☆