サンフランシスコのたびブログをちょっとおいておいて、今日はどうしても書きたいことをかきます。



今日友達とレストランにいったの。


カウンターにすわったらとなりに見覚えのあるおじーちゃんとおばぁちゃん。


初めてそのおじーちゃんとおばーちゃんを見かけたのはたまにいく和食レストランのトイレだった。


そのおばぁちゃんは足がわるくて車椅子にのってるから

トイレに一人でいけなくておじーちゃんが一緒に入ってるの。


トイレの中から声が聞こえてね

「はい。よくできたねぇ。じゃぁ外にでるから!」

って。


二人で助け合ってるんだぁって思ってた。


席に戻ると、今度はおばぁちゃんのまくし立てる声にびっくりしたおーせと友達。


店員さんに

「こんなもん頼んでない!!」

「うるせー!!」

「早く片付けろ!!」

って。


そのたびにおじーちゃんがなだめてるの。

で店員さんが片付けにきたの。

そしたらそのおばーちゃん、すっごく優しい顔で

「ありがとねぇ。ありがとぉ。おいしかったぁ。」

っていうの。


おばぁちゃんボケがはじまっちゃてるのかな。。

って思ってた。


そして今日・・

カウンターでまたもイラつき始めたおばぁちゃん。

「頼んだドリンクが遅い!!私のはまだか!!」(時間がかかるのを頼んでおじーちゃんのドリンクが先にきたの。)

からはじまって、

「おじーさんと同じものをくれ」

とか

「もぅいらない!!」

とか。

でもそのたびにおじーさんがね

「じゃぁ僕のを飲みなさい。あげよう」

って言ってみたり

「じゃぁ君が頼んだものは僕が飲むからね。いいね」


といったり。


で、ドリンクがでて、注文したごはんもでてきたの。


そしたらねまたおばーちゃんがものすごく穏やかな顔で

「ありがとね。ありがとね。」

っていうの。


おーせそれ見てたらなんか涙がでそうだったよ。


きっとそのおばぁちゃんとおじーちゃんはものすごく愛し合ってたんだと思う。

だからおばぁちゃんがどんな状況にたたされても必死に支えているんだと思う。

一生懸命トイレにつれていって、

店員さんとおばぁちゃんの間に入って・・


おばぁちゃんはボケちゃう前きっとこんな風にキラキラ穏やかな顔でおじーちゃんにずーーっと笑いかけていたんだ。


おばぁちゃんが笑うとおじーちゃんもものすごく優しい顔でおばぁちゃんのことを見るから。


おばぁちゃんは怒鳴ったり穏やかになったりの繰り返しなの。

注文したことを忘れてしまってたり、会話が成り立っていなかったり・・


でもそんなおばぁちゃんを一人の妻としてケアしているおじーちゃんがそこにはいるんだよね。


愛ってすげぇなぁ。。