現在、伊奈町の共産党として2つの署名運動に取り組んでいる。その一つが「伊奈町の地域公共交通の充実を求める」署名だ。以前もここの記事で紹介したことがあるはずだ。

具体的には現在町内を走っている循環バス「いなまる」の逆回り運行を求めるものだ。現在2台のバスで北循環と南循環という2つのコースを1台づつで一方通行にぐるぐる回っている。

例えば一周1時間かかるとする。自宅付近の停留所から目的地まで行くのに10分で行ったとする。帰りは直接自宅方向に向かってくれればいいものの、一方通行なので自宅とは逆方向からぐるっと回って50分かけて戻ってくることになる。これでは不便なので逆回りの運行も取り入れてほしいというものだ

もう一つはデマンド交通とかデマンドタクシーと呼ばれるもので、最近テレビでも取り上げられているようで、すぐにピンとくる方もいるが、言葉だけではなかなか通じない。

要するに300円とか500円の一律の値段でその自治体の範囲をタクシーで移動できるという制度で、本来のタクシー料金との差額分を自治体がタクシー会社に補助するというものだ。ちょうどいい資料があるので張っておく。



 このような新しい交通システムが住民から求められ、自治体もそれに応え整備している背景には、高齢者の運転免許の返納の広がりがある。特に東池袋で起きた暴走事故をきっかけに自主返納が増えたともいわれている。また本人はまだまだ運転する気があるにもかかわらず家族が心配して返納を勧めるケースも多い。

②に続く


☆今日のしんぶん赤旗☆

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-06-18/2024061803_01_0.html